ウェザーニューズ
ゲリラ雷雨事例集
サポーターと一緒に捉えたゲリラ雷雨の事例リスト
9月25日 塔状のモクモク雲

9月25日の事例
9月25日(金)
塔状のモクモク雲
〜ミンナで経過観察〜

各地で秋晴れの青空が広がった金曜日、一部のエリアではモクモクと発達した雲が報告され、監視体制を強化しました。
ただ、発達しているように見える雲でも、すぐに消えてしまうものもあるんです。

塔状のモクモク雲
今日の昼間、長野では細長い塔状の雲が報告されました。
長野県諏訪郡
12:35
隊員番号:144499
南アルプス方面の雲ですが、ちょっと目を離したらここまで伸びています。

↑こちらの雲、塔のように細長い形をしているのが特徴です。この雲からわかることは以下の2点
短時間で消滅する
一見、雷雲のように発達しているように見えますが、この雲自体は雨雲ではありません。また、短時間で消えてしまうことが多いんです。
雷雲が発生しやすい
ただし、上空高い所まで雲が成長しているということは、周囲の空気が不安定な証拠。雷雲が発生しやすい状況でもあります。

連続発生は要注意
この塔状の雲は発生パターンによって、雷雲の発生につながります。
単発発生┓
スポン!と1本、発生したあと、すぐに消えてしまいます。この場合は周囲の空気が乾いているため、天気が悪い方向に向かうことはありません。
複数発生
スポン!スポン!スポン!と発生しては消え、発生しては消えを繰り返します。このような状態が続くと、周囲の空気が湿ってしまい、本格的な雷雲が発生する可能性が高まります。
皆で経過を監視
塔状の雲が複数発生しているかどうかを一人で判断するには、空を長時間、張っていなければいけません。
ただ、同じ空をみている防衛隊の皆さんがいれば、同じエリア内で塔状の雲の報告が続くことによって、本部では『これは…スポン、スポンしているな…』と判断することができます。
これこそ、ゲリラ雷雨をミンナで監視する、防衛隊ならではのチームプレーが活かされる例と言えます。


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