9月8日の事例 9月8日(火) 「空が明るい」とは
■本日の指令■(関東) └空の圧迫感に注目せよ!!
今日は関東の隊員に「雲の低さ」に注目してもらい、「空の圧迫感」の報告をお願いしました。 ※もともと関東の雨は強くない予想でしたが、もし「圧迫感」を感じたら、ザッと雨が強まる可能性があったため、皆さんと一緒にその前兆を捉えることが、今日の関東の活動のポイントでした
結果的には、今日の関東南部はゲリラ雷雨にはなりませんでした。
■実際の報告■ 「空が明るい」 今日の関東南部は、「圧迫感」の代わりに、「空が明るい」という報告が届きました。
09:39 隊員番号:2740 「8時頃から一面雲に覆われています。雨が降り始めました。辺りは明るいです」
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一方、強いニワカ雨が降った群馬県の空と比べてみてください↓
17:23 隊員番号:62147 「灰色の雲多数。間もなく通常の雨になりそうですが、色濃いため雷雨になるかも」
| 黒く、圧迫感のある低い雲に覆われています。
▼では、なぜ空が明るいと、強い雨にならないのでしょうか? ■解説■ ◇「空が明るい」とは… 雲の層が薄いため、たくさんの太陽の光が、雲を通り抜ける状態を言います。
この時の雲は…雲底が高く、雲頂も低い状態、つまり、雲が大きく成長していないことを表しています。 このような時には、ゲリラ雷雨にはなりません。
時々、本部より「空の圧迫感に注目してほしい」という指令がありますが、「圧迫感」や「空の明るさ(暗さ・黒さ)」とは、雲の成長具合そのものを表しているのです。
次回同様の指令があった時は、ぜひこの点を意識して、空を監視してみてください!
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