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8月18日の事例 8月18日(火) 雷雨の可能性が低いサイン
今日のポイント 〜小さいままの雲は、雷雨の可能性が低いサイン〜
今日は、関東南部や近畿では、もともとゲリラ雷雨の可能性が低い予想でしたが、予想以上にゲリラ雷雨のタマゴであるモクモクした雲の報告が到着。このため、念のため、監視体制を強化しました。
結果としては… ◆雲は成長せず、小さいまま。ゲリラ雷雨は発生しませんでした 千葉県船橋市 隊員NO:61802 ←「積雲」と呼ばれる雲で、雷雲の最も初期段階。ひとつの雲がまだ小さく、発達していない段階です。
では、千葉で冠水するほどの集中豪雨となった8月9日の雲と比べてみましょう↓ ◆巨大な入道雲に成長 千葉県館山市(8/9) 隊員NO:9007 「沢山積乱雲が成長しているのがみうけらました」 ←モクモクとかなり大きな雲に発達しているのが分かります。
今日雷雲がここまで成長しなかった理由とは… ▼理由 (1)空気が乾燥 雨のもとである湿った空気がなく、今日は上空の空気が乾燥していた (2)空気のフタ 「安定層」と呼ばれる「空気のフタ」があって、それ以上、空高い所まで雲が発達できない状態だった
今日のまとめ ◆小さいままの雲は、雷雨の可能性が低いサイン。可能性が低いパターンの知見を高めていきましょう! このように、雲が「大きく成長できない」時は、ゲリラ雷雨の可能性が低いということになります。
激しい雷雨の前兆だけでなく、ゲリラ雷雨が「発生しない」事例についても皆さんと共有し、知見を高めていきたいと思います。
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