ウェザーニューズ
ゲリラ雷雨事例集
サポーターと一緒に捉えたゲリラ雷雨の事例リスト
9月10日 新潟で竜巻報告

9月10日の事例
9月10日(木)
新潟で竜巻報告
社会を動かす

今日は冬によく見られる「冬型の気圧配置」。気温自体はマダマダですが、寒気がやってきていたため、北日本日本海側で監視を強化していました。

竜巻のモト
ろうと雲発見
14時30分頃、新潟の隊員やウェザーリポーターから竜巻の元となる「ろうと雲」が続々到着↓
ウェザーリポート
新潟県上越市
「先程の大きなロウト雲の横でさらに2つロウト雲が発生しているではありませんか。すぐに収まりましたが、まだ三角の形しています」
隊員番号:57698
新潟県刈羽村
竜巻の画像をもう1枚
ウェザーリポート
新潟県上越市
「竜巻メールをもらって車を止めて見てると、これがロート雲かなと思える物が数本ありました」

14:37直ちに
竜巻アラーム送信!!

みんなの報告が自治体公共交通機関のサービス担当する人の判断材料になりました!

解説
今回のろうと雲
7/27に発生した群馬県館林市の時との違いは?→太さ・親雲の発達・接地に注目!
館林の場合
雲頂は1万数千m、雲低は低かった。
親雲全体が大きく回転。
ろうと雲が太く、地面に接している。

新潟の場合
雲頂6000m。
雲が小さく1つ1つ孤立。
ろうと雲は細くて長く、地面にはついてない。

特に「ろうと雲の太さ」は、親雲の積乱雲のパワーの違いをあらわしています。
細い「ろうと雲」太い「ろうと雲」
太く真っ直ぐ地上に降りている「ろうと雲」は危険
細くクネクネした「ろうと雲」はまだ切迫していません。※ただ、細い「ろうと雲」が太くなることもあるので油断は禁物です。

ちなみに、今日は山形も新潟と同じ気象条件。山形でろうと雲が出ても不思議ではありませんでした。
隊員の皆さん、ゲリラ雷雨を追う毎日の積み重ねで、竜巻など、とらえることが難しい現象にも、自然と我々は向き合っています。今後も引き続き、監視をよろしくお願いします。

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