ウェザーニューズ
ゲリラ雷雨事例集
サポーターと一緒に捉えたゲリラ雷雨の事例リスト
8月14日 激しい雨を

8月14日の事例
8月14日の事例
激しい雨を
降らせなかった
体感の秘める可能性

今日は、群馬のレーダーに真っ赤な雨雲が出現。さぞかし下では雷雨に!!と思ったのですが、10分天気予報の報告を見ると、「ゴォーー」までは行かず、その1つ下のランクの「ザーザー」程の雨で済んでいました。
なーぜー?

【群馬のケース】
今日の群馬は、お昼を過ぎたころから怪しい雲が届き始め、15:10頃「監視体制強化」を指示。

その後、いかにも発達しそうな入道雲の報告が寄せられました。
16:54
隊員番号:62303
群馬県 前橋市
「いい風が吹いて、それ程蒸し暑さはないのですが…気づいたら雲が育ってました。ちょっと嫌な予感がします」
17:06
隊員番号:61161
群馬県 高崎市
「ますます大きくなって怖いです」
↓↓↓
17:15 ゲリラ雷雨メール送信

そして…
18:10
雨雲レーダーに赤いエコー出現!!
ただ、赤い雨雲の下は、普通ならゴォーーレベルの雨になるはずなのですが、10分天気予報の雨の報告を見ると…
赤い雨雲の下でも、「ザーザー」程度の雨となっていました。


そこで、防衛隊本部では
仮説を立ててみました。

その時の体感を見ると
↑雨雲が発生する前の群馬の体感リポートを見ると、「カラッと暑い」がほとんど。地上の空気は乾燥していたと考えられます。

このことから、乾燥空気によって降ってくる雨が、地上に届くまでに蒸発していると、推測できます。つまり、赤いエコー(雨雲)があっても、体感が「カラッと暑い」の場合、それほど激しい雨にはならない、という仮説が立てられそうです。


体感の秘める可能性
やはり、目で見えるモノだけでは計り知れないことが多く、現場にいる防衛隊の体感も重要な予報の要素となるのです。これからも、ミンナと一緒に、この仮説を追っていき、新たな天気予報を創り出そうと思います。
お盆期間中、帰省先や旅先からの空の報告もお待ちしています。

←戻る
copyright