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9月25日の事例 複数の雲を監視
今日は札幌周辺の空には複数の種類の雲が浮かび、雷雲が含まれているかどうかの判断をするのは難しい状況にありました。しかし、隊員達がゲリラ雷雨を起こす雲がないと判断したことにより、昼間は札幌市周辺で雷雲がないと予測することができました。
隊員が雲を2種類に判別 13:39 札幌市 隊員No.466 『全天が高層雲に覆われていて、その上空はわかりません。高層雲は1000m以上。その下に乱層雲が散在【画像】。恵庭岳に乱層雲がかかり、手稲山にはまだかかっていない。』 ⇒隊員の雲の判別から積乱雲(雷雲)が発生していないと判断することができ、札幌市では昼間は雷雨が発生しませんでした。
隊員が判別した2種類の雲を下記に解説↓ 高層雲 写真の左半分を占める雲です。雲の底が黒色でないことから、積乱雲ではなく、雲の底が平らであることから、層状の雲です。この雲は雨を降らせることはありません。
乱層雲 写真の右半分を占める雲です。雲の底が黒色でないことから、積乱雲ではなく、雲の底が平らであることから、この雲も層状の雲です。この雲は高層雲より低い場所に広がり、雨を降らせます。
雨雲レーダーの画像 13:30 札幌市
⇒隊員のリポートが届いた時間の雨雲の様子は、ゲリラ雷雨を起こす 赤・黄色の強い雨雲はない状況でした。
このように、空に複数の種類の雲が浮かんでいる時でも、雲の種類を判別することにより、ゲリラ雷雨のあり・なしを判断することができます。
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