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8月16日の事例 風に注目
今日も皆さんから沢山の雷雲リポートを頂きましたが、その中から風のコメントに注目しました。
隊員No.3739 『風が少しずつ出てきました。 雷鳴が先ほどから鳴り始めました』
隊員No.32177 『西からの風が吹いてます。 西の空はグレーがかって、雨もポツポツ大粒なのが ぱらついてきました。』
隊員No.3739 『風が涼しいです。 大粒の雨がパラパラ降って来ました』
このように、雷雲リポートには、雲の色に加え、風が出てきた、涼しいという風コメントも多く寄せられています。
【理由を解説】 ▼雨が降る前に、なぜ風が強いのか? 雷雲の下では、強い上昇気流(上空に向かって吸い込まれる風)が発生しています。こうして、地上の風は四方八方から勢いよく雷雲に向かって集められ、生ぬるい風が強く吹くのです。このため、強い風は、雷雲接近のサインです。
▼なぜ雨が降る前に風がヒンヤリするのか? 雷雲から落ちてくる雨粒が蒸発する時に、周りの空気を冷やします。この冷やされた空気は、雷雲の四方八方に噴き出します。このため、雷雲(雨雲)が近づく前に、ヒンヤリ空気がやってくるんです。つまり、ヒンヤリ空気もまた雷雲接近のサインなのです。
風に注目 黒い雲以外にも、風が強くなる、あるいは風がヒンヤリしたら、雨雲が近づいているという目安になります。今後、雷雲リポートする際に、注目してみてください。
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