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8月25日の事例 雷雲が発生しにくいサイン
今日は、隊員の報告によって、ゲリラ雷雨の可能性が低いことが分かった事例に注目します。
今日の昼間、和歌山には湿った空気が流れ込み、ゲリラ雷雨が発生する可能性がありました。
14:44 和歌山県田辺市付近 『雷は鳴ってませんが、黒い雲と共に涼しい風が流れてきています。もうすぐ降りそうな感じがします。 』 ⇒涼しい風のリポートが届いたため、昼間はゲリラ雷雨の可能性が低いと判断することができました。
17:00 雨雲レーダー 実際に、田辺市周辺で発生した雨雲は弱く、 ゲリラ雷雨が発生することはありませんでした。
涼しい風と雷雲の関係 ゲリラ雷雨を起こす強い雷雲が発生する時は、雲の元となるムシ暑い空気が必要です。上記の田辺市周辺では"涼しい"というリポートが届いたことから、この周辺では雷雲の元が少ないと分かり、昼間はゲリラ雷雨の可能性が低いと予測することができました。
しかし、雷雲が発生する時でも涼しい風が吹く場合があります。 それは、雷雲が降らせる雨が、空気を冷やすためです。 この場合は、雷雲が発生する時にはムシ暑い空気に包まれ、その後 雷雲の雨による涼しい風が吹いてきます。
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