ウェザーニューズ
ゲリラ雷雨事例集
サポーターと一緒に捉えたゲリラ雷雨の事例リスト
8月29日 雷鳴の頻度に注目

8月29日の事例
雷鳴の頻度に注目

今回は雷鳴の頻度に注目し、雷雲の強さを予測した事例を紹介します。

関東からのリポート
16:18 群馬県
隊員No.7458
雷鳴は遠いですが数分おき。
同時刻の雨雲レーダー
リポートの地点は地図のほぼ中央で、強い雷雲は周辺に見られません。

15:50 千葉県
隊員No.4836
遠くから雷鳴があまり間隔をあけずに響いています。レーダーを見ると、茂原あたりに強い雨雲があります。』
同時刻の雨雲レーダー
リポートの地点は地図のほぼ中央で、強力な大きい雷雲が周辺に見られます。

雷鳴の間隔と雷雲の強さ
上の2つの事例から、雷鳴と雷鳴の間隔が短いほど、雷雲は強いことが分かりました。

【理由を解説】
強い雷雲だと、雷鳴の間隔が短くなるのはなぜ?

雷を起こすのは摩擦
雷雲の中には氷の粒が存在し、この粒同士が衝突して摩擦を起こします。この摩擦が静電気を起こし、雷を発生させます。

強い雷雲には強い摩擦
強い雷雲には強い上昇気流と下降気流が存在します。この風によって氷の粒同士が激しく衝突し、大きな摩擦を起こします。この結果、静電気の量が多くなり、雷が頻発して発生します。

つまり、雷の鳴る時間間隔が短い場合、強い雷雲があるということになります。

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