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9月12日の事例 雲底から雷ナシを判断
山口県の隊員から『雲の種類は、積乱雲(雷雲)ではなく、乱層雲(雨雲)です。』と報告があり、今後、雲は雷雲まで発達しないと判断することができました。
隊員が積乱雲(雷雲)ではないと判断 16:33 山口県柳井市 隊員No.3304 『雷の心配はありません。主に乱層雲のようです。』
隊員の予測通り積乱雲(雷雲)は発生せず 16:40 雨雲レーダーの様子
⇒リポートが届いた赤印付近には、雷雨を発生させるような強い雨雲はなく、弱い雨雲が広がっていました。
積乱雲と乱層雲の違いは? ◆左の乱層雲(雨雲)は雲が薄く平らです。このため、雲の底がほぼ均一で灰色になります。 ◆右側の積乱雲(雷雲)は縦方向に厚く、雲の底は真っ黒です。ただ、隣の雲との間に隙間があるため、雲底の色は、黒色と少し明るい色が混在します。
9月11日に隊員が捉えた積乱雲(雷雲)の底↓ 16:13 福岡県三潴郡 隊員No.35823 『グレー色から黒に変わり、範囲も広くなり始めました。雷も小さく聞こえ始めました。』 ⇒積乱雲(雷雲)は雲の底が真っ黒の部分と、白く明るい部分が混在しています。
このように、雲の底の様子や色を監視することにより、ゲリラ雷雨を発生させる積乱雲(雷雲)かどうかを判断することができるのです。
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