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2011年02月28日

突然の噴火に注意
[28(月)23時更新]
◆本日のリポートより

『噴煙は都城市を横切ってます』
(28日17:38 宮崎県三股町のウェザーリポートより)

このほか、宮崎市青島から「硫黄くさい」という報告も到着。今日は宮崎市内にも硫黄の匂いが届いたようです。

◆噴火について
今日も朝と夕方に噴火がありましたが、今後も突然の噴火による降灰に注意が必要です。
冬型の気圧配置が続くため、西~北西風が吹いて、降灰エリアは新燃岳の東~南東側のエリアの可能性が高くなります。

◆今後の天気見解
週末までは晴れや曇りの日が続き、次の雨は来週月曜日です。
本降りの雨が続く際は、土石流の可能性があるため、新燃岳周辺の谷筋や沢には近づかないでください。

都城市、高原町では、避難準備情報の発表の目安は、1時間雨量が4ミリに達した後、その後も1時間4ミリ以上の雨量が継続すると予想される時としています。

◆1日(火)の火山灰予想
噴火した場合、噴煙は東~南東方向へ流れます。

▼対象地域
宮崎県】高原町、都城市、小林市、えびの市、宮崎市、綾町、三股町、日南市、国富町、串間市
鹿児島県】湧水町、霧島市、曽於市、志布志市

◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
こちらから
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成

◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約4km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流土石流に注意が必要です。


◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。

【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。

【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。