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2011年01月31日

火砕流の可能性

◆現在の様子
30(日)21時以降の最高噴煙高度が火口上500mの連続的に噴火が発生しています。午前1時すぎに新燃岳火口から約3kmの範囲で火砕流に警戒が必要と火山情報が発表されました。
気象研究所と防災科学技術研究所、東京大学地震研究所によって火口内に確認された直径数10mの溶岩が、30日には直径500m程度の大きさに成長したとのことで、今後、爆発的噴火が発生した場合、火口内の溶岩が破壊され、火口から概ね3kmの範囲まで火砕流が流下する可能性があります。
【対象市町村】宮崎県:小林市、高原町、鹿児島県:霧島市



今日の新燃岳は白い噴煙を上げています。

[写真]鹿児島県霧島市
ウェザーリポーター「まこ」さん
1/31撮影

◆今後の見解
今後、噴火が数週間から数か月にわたって継続する可能性があります。さらに火砕流警戒や溶岩ドームについて情報収集と検討を行っています。

26(水)から3日間の噴火では、過去9か月で増加したマグマの半分程度の噴出物しか出ておらず、噴火が数週間から数か月にわたって継続する可能性があります。29(土)夜から周辺で、これまでにない長い周期の地震波が観測され、近い将来噴火を繰り返す恐れもあります。

直径約700メートルのすり鉢状の火口には、複数の小さな火口が並び、中央には直径約500メートルの溶岩の塊が見つかっています。溶岩がマグマの出口の「ふた」になって、ガスの圧力がマグマの通り道となる火道で高まっている可能性があり、ドームを吹き飛ばすような爆発的噴火が起こる恐れもあると分析。今後、爆発的噴火が発生した場合、溶岩が破壊され、火口から約3kmの範囲まで火砕流が流下する可能性があります。
なお、この溶岩の塊が頂上の火口から見えています。これは大きく成長していることをあらわしています。

今後、軽石の飛散、降り積もった火山灰が流れる泥流や土石流が心配です。川などにも近づかないで下さい。


◆今夜~明日の火山灰予想


今夜から明日の火山灰は南東方向へ。風が弱いため、それほど遠くまでは広がりません。
宮崎県:都城、日南
鹿児島県:曽於、志布志

◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。
■対象地域
宮崎県:小林市、高原町
鹿児島県:霧島市
【2】新燃岳から約2km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石火山レキ)に注意が必要です。
【4】雨の日は泥流土石流に注意が必要です。