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2011年02月07日
風で巻き上がる灰に注意[7(月)15時更新]
今日は朝6時7分に、火口から3300mの噴煙が上がりました。
また、火山灰が降っていなくても、風で舞い上がっているとの報告が届いています。
◆7(月)のリポートより
『暖かいですが 雨が全然降ってないので少しの風でも灰が舞います。辺りは視界が悪いです。マスクは手放せません!』
(写真:宮崎県都城市のウェザーリポーターより)
◆7(月)の火山灰予想
噴火した場合、噴煙は、7(月)は南東~東方向、8(火)は東~北東方向方向へ流れます。
▼対象地域
【宮崎県】えびの市・小林市・宮崎市・都城市・日南市・高原町・野尻町、都農町・児湯郡・川南町・木城町・高鍋町・新富町・清武町・西米良村・西都市・日向市・綾町・国富町・東諸県郡
【鹿児島県】霧島市
は特に降灰が心配です。
◆最新の見解
連続的に噴煙を上げる状態が続き、爆発的噴火は1日に1~数回起こるとみられます。
火山予知連絡会の発表(3日)で、危険な火砕流が発生する兆候はなく、今後1~2週間同規模の噴火が続くとの見解です。
◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約4km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約7kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。