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2011年03月02日
降灰に要注意[2(水)23時更新]
新燃岳は、白い噴煙が上がっています。また、上空の風が強く、日南市など風下の南東地域では、灰がうっすら積もっています。
今夜遅くまで強い風が続きますので、引き続き降灰に注意。また、マスクでの口の保護や、コンタクトなどはしないようにするなどの対策が必要です。
◆ウェザーリポートより
『走行に注意です。霧島サービスエリアに貼ってありました』
(2日 宮崎県えびの市のウェザーリポートより)
※都城市、高原町では、避難準備情報の発表の目安は、1時間雨量が4ミリに達した後、その後も1時間4ミリ以上の雨量が継続すると予想される時としています。
◆2日夜~3日の火山灰予想
噴火した場合、噴煙は東~南東方向へ流れます。
▼対象地域
【宮崎県】小林市、高原町、都城市、宮崎市、三股町、日南市、串間市
【鹿児島県】湧水町、霧島市、曽於市、志布志市、大崎町、東串良町、肝付町◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
【こちらから】
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成
◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約4km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。