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2011年02月04日

再び雨…火山灰泥流に警戒を
[4(金)23時更新]

◆新燃岳の様子

4(金)も新燃岳の噴火継続。9時42分頃には大きな噴煙が上がり、高さは3000m程まで上がりました。その後も、連続的に噴煙を上げる状態が続き、爆発的な噴火は1日に1~数回起こっています。

『パラバラと灰が降ってきです。車のワイパーに2mm程積もっています』(写真:宮崎県高原町より TAKAさん撮影)

火口内の溶岩は直径約600mで大きな変化はなく、中央から灰白色の噴煙が上がっている状態です。

◆今夜~5(土)の火山灰予想
噴火した場合、噴煙は北東~南東方向へ流れる予想です。さらにこれから5(土)の朝までサーッと雨が降ったりやんだりとなり、普段、水が流れていない谷沿いでも、泥流土石流が発生する恐れもあります。危険な谷に関する情報は【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の中で「火山灰泥流」と書かれている谷筋が危険です。雨の日は近づかないで下さい。また、詳しい雨情報は、【雨雲レーダーCh.】で確認できます。
対象地域→宮崎県:日向市・西都市・えびの市・小林市・宮崎市・都城市・日南市 鹿児島県:霧島市・曽於市・志布志市)は特に降灰が心配です。
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◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約4km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約7kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流土石流に注意が必要です。

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◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。

【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。

【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。