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2011年02月23日
雨による土石流に注意[23(水)23時更新]
◆今後の雨の予想は?
「屋根の降灰ですが、粗い粒は少々の雨水では流れずに傾斜のゆるい雨樋を埋めつくし、細かい灰はトタンの上で固まったり瓦の間に入り込んで、かなり堆積していました…。しかし、今回は強力な助っ人の高圧洗浄機がパワーを発揮してくれましたよ。一日がかりでしたが、固まった灰も雨樋も一気に洗い流されました。せっかくキレイになったので、このまま静かにおさまって欲しいものです」
(写真:宮崎県都城市のくろくまさん)24(木)昼頃まで断続的に雨。23(水)夜遅く~24(木)朝はザッと雨が強まる可能性もあり、土石流や泥流の発生に油断できない状態です。新燃岳周辺にお住まいの方は、念のため避難の準備をした上で、避難情報に注意してお過ごし下さい。
その後、25(金)はいったん晴れますが、26(土)は再び雨の可能性あり。27(日)以降は前線の影響で大雨になる恐れがあり、土石流や泥流の危険性が高まります。今後も最新の予報や自治体からの情報を小まめに確認してください。
◆新燃岳の様子
18日18時16分の爆発的噴火以降は、噴火は観測されていませんが、時々白い噴煙をあげています。また気象庁の上空からの観察によると、火口内に蓄積された溶岩の大きさは、直径約600mと以前と大きな変化はなく、赤外熱映像装置による観測では、噴火が続いていた3日と比べると、溶岩の表面の温度が下がっていたとのことです。
噴火は今後も数日に1回程度の状態が続く見込みで、噴火時の風向きで降灰エリアが違ってきます。引き続き、活動には要注意です。
◆23日(水)夜の火山灰予想
噴火した場合、噴煙は北西~北方向へ流れます。
▼対象地域
【宮崎県】高原町、小林市、えびの市、西米良村、綾町
【鹿児島県】湧水町、伊佐市、出水市
◆24日(木)の火山灰予想
噴火した場合、噴煙は北西、もしくは東方向へ流れます。
▼対象地域
【宮崎県】高原町、都城市、三股町、日南市、串間市、小林市、宮崎市、国富町、新富町、西都市、高鍋町、川南町、木城町、えびの市、西米良村、綾町
【鹿児島県】霧島市、曽於市、志布志市、湧水町
【火山灰から身を守るための対策】をチェック!!
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成
◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約4km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。