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2011年03月03日
[3(木)23時30分更新]「さっき窓がガタガタしました。新燃岳??と思い、さっきの夕日と同じ方向見たら…黒いものが迫ってます」宮崎県宮崎市
◆3日午後6時8分に中規模の噴火。上空1500メートル付近まで噴煙が噴き上がりました。火山灰はやや強い北西風に乗り、南東側へ流れます。
◆3日夜~4日の火山灰予想
今夜~明日も、噴火した場合、北西風に乗って南東方向へと流れます。
▼対象地域
【宮崎県】小林市、高原町、都城市、宮崎市、三股町、日南市、串間市
【鹿児島県】霧島市、曽於市、志布志市、鹿屋市、大崎町、東串良町、肝付町◆今後の天気見解
今日この後はにわか雨の可能性がありますが、降っても弱く火山灰を流すほどにはなりません。週末まで晴れや曇りが続き、次の雨は月曜日の早朝です。
本降りの雨が続く場合、土石流の可能性があるため、新燃岳周辺の谷筋や沢には近づかないでください。※都城市、高原町では、避難準備情報の発表の目安は、1時間雨量が4ミリに達した後、その後も1時間4ミリ以上の雨量が継続すると予想される時としています。
◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
【こちらから】
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成
◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約4km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。