2011年02月05日

続く噴火…引き続き降灰に注意
[5(土)23時更新]

今日も噴火継続｡10時53分頃には火口上2000mに達する大きな噴煙が上がりました｡噴煙高度は火口縁上200～2000mで推移しています｡

『只今都城市では火山灰が微量に降っているかどうか？むしろ自動車が巻き上げる火山灰が多いようです。道の駅都城敷地内にも灰が積もっています。お店の方の話によりますと、これでもかなり灰を片付けた方なんですよと話していました。定期的に水を撒き灰が舞うのを抑えているようです。』
（写真：宮崎県都城市より 大吾さん撮影）

◆今夜～６(日)の火山灰予想
噴火した場合、噴煙は東～南東方向へ流れる予想です。
（対象地域→宮崎県:日向市･西都市･えびの市･小林市･宮崎市･都城市･日南市　鹿児島県:霧島市･曽於市･志布志市）は特に降灰が心配です｡

◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約4km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。（対象地域→宮崎県：小林市、高原町　鹿児島県：霧島市）
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石（火山レキ）に注意が必要です。これまでの噴火では直径4～6cmの小さな噴石が火口から約7kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です｡
【5】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。

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◆事前の確認事項◆
【１】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。

【２】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。

【３】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル３ですが、レベル４、５になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体ＨＰにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。