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2011年02月22日

穏やかな新燃岳
[22(火)23時更新]

◆新燃岳の様子
「先週の避難勧告解除に伴って、ほほえみ館の避難所も一時閉鎖になりました。みなさんからの、応援メッセージは多くの片の力になったのではないでしょうか」
写真:宮崎県高原町のブロッケンJr.さん

18日18時16分の爆発的噴火以降は、噴火は観測されていませんが、時々白い噴煙をあげています。また気象庁の上空からの観察によると、火口内に蓄積された溶岩の大きさは、直径約600mと以前と大きな変化はなく、赤外熱映像装置による観測では、噴火が続いていた3日と比べると、溶岩の表面の温度が下がっていたとのことです。

◆今後の雨の予想は?
次の雨は23(水)の夕方の予想です。降っても弱く、土石流・泥流が起きる可能性は低いと見ています。ただ、雨で火山灰が固まる可能性があるので、早めに火山灰掃除をしたほうが良さそうです。
◆今夜~23日(水)の火山灰予想
噴火があった場合、噴煙は東~南東に流れる予想です。風下のエリアは降灰にご注意ください。

▼対象地域
宮崎県】高原町、都城市、三股町、日南市、串間市、小林市、宮崎市、国富町、新富町、西都市、高鍋町、川南町、木城町、えびの市、西米良村、綾町、都農町
鹿児島県】霧島市、曽於市、志布志市

火山灰から身を守ろるための対策】をチェック!!
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成


◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約4km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流土石流に注意が必要です。


◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。

【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。

【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。