台風15号の中心より東側の地域で大雨警戒 離れた東北でも非常に激しい雨

2025-09-05 07:43 ウェザーニュース

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今日5日(金)1時に四国に上陸した台風15号(ペイパー)は7時には高知県室戸市付近を進んでいるとみられます。

今回は台風の中心よりも東側の地域に発達した雨雲が多く見られています。関東から近畿では非常に激しい雨が降っていて、状況次第では線状降水帯が形成されるおそれもあります。大雨に警戒してください。
最新の台風情報

東日本中心に雨強まる 冠水被害も

台風15号の中心は7時推定で四国にあるものの、活発な雨雲の大部分はすでに離れました。

一方で、台風接近前の東側にあたる地域では、太平洋高気圧の縁辺をまわる風の影響で暖かく湿った空気が流れ込んでいて、大気の状態が非常に不安定となっています。関東から近畿の太平洋側を中心に発達した雨雲に覆われている状況です。

7時までの1時間に静岡県南伊豆町の石廊崎と和歌山県白浜町の日置川では40.5mmの激しい雨が降っています。愛知県豊田市でも33.0mmの雨を観測しました。関東地方でも南部を中心に本降りの雨となっていて、沿岸部では一部で土砂降りになっているところもあります。

この激しい雨により、道路冠水が発生しているところもあります。朝の通勤通学で車を使用する方は、冠水しているところは無理に通らず、迂回するようにお願いします。また、アンダーパスなど浸水・冠水が発生しやすいところも注意が必要です。
雨雲レーダー雨雲レーダー
台風ピンポイント影響予測(要ログイン)

台風から離れた東北でも猛烈な雨

また、台風からは離れた東北地方でも、秋雨前線周辺の湿った空気の影響で局地的に雨雲が発達しています。早朝には宮城県内では1時間に約100mmの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。

7時20分現在、岩手県と宮城県の一部には土砂災害警戒情報が発表中で、秋田県の一部にも大雨警報が発表されています。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し

線状降水帯発生の可能性も

このあと、台風の東進に伴って西日本では雨雲から抜けるところが増えてきますが、東海から関東、東北では発達した雨雲がかかりやすい状況が続きます。今夜にかけて多いところでは200mm以上の大雨になるおそれがあるため、土砂災害や低い土地の浸水、都市河川の急な増水などに警戒をしてください。

気象庁は「四国地方、近畿地方、東海地方、関東甲信地方、東北地方では線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」との気象情報を発表しています。線状降水帯が形成された場合には非常に激しい雨が数時間継続し、想定以上の大雨となるおそれもあります。

線状降水帯が発生しなくても雨量がかさんで大雨となることも考えられるため、線状降水帯の情報だけにとらわれることなく、自治体からの避難情報等に従い、適切な行動をとるようにしてください。
線状降水帯発生状況·気象予報士解説(要ログイン)
河川水位情報・川のライブカメラ河川水位情報・川のライブカメラ

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 愛知県あま市より
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