2025年7月、ウェザーリポートが1億通を突破しました！
〜予報を変えた、あなたの1通に感謝〜

＜リポート数TOP3＞
1位　2022年11月8日　日本全国で皆既月食
2位　2013年09月16日　台風18号　埼玉群馬で竜巻被害
3位　2024年11月3日　全国的に秋晴れの文化の日

栄えある1位は3年前の皆既月食となりました。1位から3位を写真と共にご紹介します。

これまでに一番リポートが多く届いた日は2022年11月8日(火)の「皆既月食」でした。皆既月食は、月が地球の影に完全に隠されて、幻想的な赤銅色の満月が見られる天体現象です。

当日の夜は、日本全国で「皆既月食」が起こり、広いエリアで晴れて、各地で皆既月食を見ることができました。
» 皆既月食のリポート記事を読む
» 全国から届いた月食写真を見る

二番目に多くなった日は2013年09月16日。台風18号(マンニィ)が15日(日)～16日(月)にかけて日本を縦断し、関東から近畿を中心に大きな被害がありました。

9月16日(月)午前1時～3時にかけて、埼玉県熊谷市や群馬県みどり市で突風が発生し、軽装鉄骨倉庫の倒壊、乗用車が横転するなどの被害が出ました。

同日の午前8時前、大型の台風18号が愛知県豊橋市付近に上陸。秋雨前線との合わせ技で、接近前から大雨をもたらし、特に大阪府や京都府、滋賀県からは道路冠水や河川氾濫、土砂崩れなど、大雨による被害リポートが相次いで届きました。交通機関は当時の近畿では過去に例が無いといっても過言ではないほどの通行止めとなり、全国各地で多大な影響が出ました。

また首都圏は、東京のアメダスの観測値で最大瞬間風速が32.5m/Sを観測するなど接近・通過時は沿岸部を中心に激しい風が吹き荒れ、都内各線運行見合わせや首都高の通行止めが発生しました。

» 台風18号や竜巻についてはこちら

三番目に多くなった日は文化の日である2024年11月3日(日)。朝から広範囲で青空が広がりました。11月3日は「晴れの特異日」ともいわれます。
» “晴れの特異日”の記事を読む

この日はウェザーリポート19周年企画を実施中であったり、青空ランキングという企画の実施や埼玉県でのブルーインパルス、関東から富士山が見えるなどイベントが盛りだくさんの祝日となりました。
» 11月3日(日)の絶景写真を見る
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» 青空ランキング参加者の写真を見る
» ブルーインパルスの写真を見る
» 富士山見える？の写真を見る


このほか、これまでにリポーターの皆様から届いた美しい＆珍しいリポートの数々や、災害の記録についても一部ですが振り返っていきましょう。

自然が織りなす奇跡の瞬間は、ひとりの力では一生に1〜2回出会えるかどうかかもしれません。
でも、世界のウェザーリポーターと力を合わせれば、奇跡は日常的になることも。

・「金環日食」：月が太陽を隠しきれず、周りからはみ出して見える状態のこと
・「外接ハロと幻日環」：少し横長の楕円形のハロと太陽の中心を通る光の環
・「紫金山(ツーチンシャン)・アトラス彗星」：昨年、中国の紫金山天文台と南アフリカのアトラス望遠鏡によって発見された非周期彗星
・「雲海」：気温変動が大きい時期にできる雲がまるで海のように山々に広がる雲
・「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」：色んな性質の空気の層が重なって気流が乱れた時に現れる
・「皆既日食」：太陽が完全に月に隠される天体現象
・「グリーンフラッシュ」：日の出直後や日の入り直前の太陽の光が緑色に輝いて見える現象
・「オーロラ」：太陽からくる太陽風のプラズマ粒子が、地球の大気中の原子や分子と衝突して発光する現象

リポート開始以来の20年間、大地震や大津波、大雨・台風による水害、落雷や降雹などたくさんの災害が発生しました。中でも被害の大きかった東日本大震災(平成23年東北地方太平洋沖地震)、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)、令和6年能登半島地震をはじめ、被災地の皆さんからのウェザーリポートが、広範囲にわたる被害状況をリアルタイムに伝える重要な情報源となりました。被害報告をマップにプロットし「被害リポートマップ」として特設サイトで公開。一般ユーザーだけでなく、現地で救援活動や復旧作業を行う自治体や企業、法人などに広く活用いただきました。

皆さんからの貴重なリポートは、AI技術との融合により独自の予測サービスとして迅速な注意喚起に役立てられています。

一例を示すと・・・
【ゲリラ雷雨アラーム】
予測が困難とされてきたゲリラ雷雨も、ウェザーリポートの活用によって予測が可能になりました。ゲリラ雷雨の発生30分前までに「ゲリラ雷雨アラーム」でリスクをお知らせしています。

【竜巻アラーム】
2009年7月27日群馬での竜巻リポートをきっかけに、ウェザーニュースでは竜巻の発生の可能性を知らせる「竜巻アラーム」を開発。竜巻の前兆とされる「ろうと雲」などのリポートが到着したら、直ちにアラームを送信します。

【停電リスク予測】
皆さんから寄せられた停電に関するウェザーリポートを気象データと分析し、「停電リスク予測」を開発。1時間ごとに5km四方で停電のリスクを予測し、備えを呼びかけることが可能になりました。

【ひょうアラーム】
「どこで起きたか」把握が難しい「ひょう」についても、過去のウェザーリポートのデータを詳細に分析することで、ひょうの発生条件を明らかにし、独自の予測ロジックを開発。リスクが高まった際には「ひょうアラーム」として通知しています。

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「ウェザーリポート」は、空や季節の写真を投稿して共有する取り組みとして、2005 年 11 月からスタートしました。それまで気象庁や気象会社などから一方通行で提供していた天気予報から、「JOIN＆SHARE（参加し情報を共有しあう）」をコンセプトとした双方向型の「みんなで作る天気予報」を実現してきました。まだスマートフォンはなく、SNS も限定的だった 2005 年の開始当時から多くのユーザーがウェザーリポーターとなり、日々空の様子を報告してくれました。

ウェザーニュースが高い予報精度を保てる最大の理由は、ウェザーリポートをはじめとした皆さんからの「現地の空の報告」です。“いまの空”の情報がなるべく“たくさん”集まることが、天気予報を当てる方程式。予報センターでは24時間常にリポートをチェックし、皆さんからのすべての報告を予報に活用しています。

天気予報をより正確にする主な手段としては、
(1)予報の計算式の改善
(2)観測データの高密度化
があります。

(2)については、「観測機」による観測も力を入れていますが、数や観測内容には限界があります。そこで、皆さんからのリポートを通じた観測情報を取り込むことによって、より正確な天気予報に近づける工夫を行っています。

2025年5月、第三者機関（東京商工リサーチ）の検証により、ウェザーニュースの天気予報は2022年、2023年、2024年も予報精度No.1の評価を獲得することができました。この結果にたどり着くことができたのも「ウェザーリポーター」の存在があってこそです。
>>（関連記事）予報精度No.1へ　ウェザーリポーターと共に歩んだ改善の旅

これからも、どこよりも一番当たる天気予報をお届けできるよう、サポーターの皆さんと共に様々なチャレンジを行っていきます。今後も同じ空でつながる仲間と一緒に空を見上げていきましょう。よろしくお願いいたします。

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さて、今までリポートを送ったことがない！という方もたくさんいらっしゃると思います。最後にリポートの投稿方法をご紹介します。

アプリ「ウェザーニュース」の場合
（１）アプリ画面下部の「空の写真」を選択し、右下にある「カメラアイコン」をクリック
※投稿フォームは「マイ天気」タブにある「周辺の空リポート」の「送る」や、「プロフィール（Myページ）」からも起動できます。

（２）「周辺の空」のカテゴリを選択し、空の写真を撮る／動画もOKです

（３）その時の「天気」「体感」「コメント」を入力し「送信」

これだけで完了です。

リポートは特に大きな発見である必要はありません。ただ今の空をお送りいただくだけで、精度の高い予報として周辺の多くの方々にお返しすることができます。通勤途中やランチの合間など、ぜひ気軽にご参加いただけたら幸いです。

なお、毎日のウェザーリポートは、「空の写真」からもその日の天気に合わせてテーマごとにご覧いただけます。