6月の世界の気温は過去2番目の高さ ヨーロッパで記録的熱波

2026-07-15 12:42 ウェザーニュース

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アメリカ海洋大気庁(NOAA)の解析によると、2026年6月の世界の地上平均気温は20世紀の平均よりも1.09℃高く、過去2番目の高さとなりました。特に下旬はヨーロッパで記録的な熱波に見舞われ、大きな影響が出ています。

2024年に次ぐ高温

アメリカ海洋大気庁(NOAA)の解析によると、2026年4月の世界の地上平均気温は20世紀の平均よりも1.09℃高く、2024年に次ぐ過去2番目の高さとなりました。

上位10位以内の暖かい6月はすべて2015年以降に集中しており、長期的な温暖化傾向が鮮明になっています。また、6月として平年を上回るのは50か月連続で、最後に平均を下回った6月は1976年まで遡ります。

▼最近5年の6月の世界の気温(20世紀の平均との偏差)
 2026年 +1.09℃(2位)
 2025年 +0.96℃
 2024年 +1.18℃(1位)
 2023年 +1.07℃(3位)
 2022年 +0.92℃

ヨーロッパ各国で国内最高気温

地域別に見ると北アメリカやヨーロッパ、アフリカがそれぞれ過去2番目の高温を記録しました。ヨーロッパ、シベリアから中央アジアにかけての広い範囲で平年より2.0℃以上の高温偏差が観測されています。

中でも6月のヨーロッパは記録的な熱波に直撃されました。偏西風の大きな蛇行に伴い、ヨーロッパ付近でアフリカからの熱気を閉じ込める背の高い高気圧「ヒートドーム(オメガブロック)」が発達・停滞。強烈な日射と断熱昇温が重なり、6月21日〜28日を中心に各地で観測史上最高気温が相次ぎ更新されました。

各地で40℃を上回る暑さとなり、ドイツやデンマーク、ポーランドなどで国内最高気温を記録しています。暑さが原因とみられる死者が1万人を超えたとの分析もあります。
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海面水温は過去最高に

6月の世界の海面水温は1850年の統計開始以来、最高記録を更新しました。

大気への熱供給がかつてない水準に達していることが、地球規模の高温傾向を加速させているとみられます。

日本の6月はここ数年に比べると暑さ落ち着く

都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点(※)の観測値による6月の日本の平均気温偏差は+0.46℃でした。

2023年から2025年は基準値より1℃以上高い記録的な高温が続いていましたので、それに比べると高温傾向が和らぎました。昨年よりは2℃近くも低い気温です。

オホーツク海高気圧が勢力を広げた時期もあり、ここ数年のような極端な暑さにはならず、東京都心では真夏日日数が2日のみに留まっています。

▼6月の平均気温偏差(高い順)
 2025年 +2.34℃
 2020年 +1.43℃
 2024年 +1.29℃
 2023年 +1.22℃
 1991年 +1.12℃

 2026年 +0.46℃

※算出に使用している地点
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島
長期予報 この先3か月の天候見解
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