酷暑と猛暑の違いとは 定義と対策を解説

2026-07-15 08:35 ウェザーニュース

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毎年夏になるとニュースや天気予報では「猛暑日」「真夏日」「夏日」という言葉が頻繁に登場しますが、2026年、気象庁は最高気温40℃以上の日の名称を正式に「酷暑日(こくしょび)」と命名しました。

「酷暑日元年」という言葉もすでに出ていますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。今回はその基準をわかりやすく解説します。

知っておきたい「夏の暑さ」の基準

気象庁が定める気温の基準は、以下の通り4つの段階に分かれています。

・夏日(なつび):最高気温が25℃以上の日
・真夏日(まなつび):最高気温が30℃以上の日
・猛暑日(もうしょび):最高気温が35℃以上の日
・酷暑日(こくしょび):最高気温が40℃以上の日

夏日は最高気温が25℃以上、真夏日は最高気温が30℃以上、猛暑日は最高気温が35℃以上の日を指し、これに最高気温が40℃以上の酷暑日が加わりました。
これまで「35℃以上」を示す「猛暑日」が最高ランクの予報用語でした。しかし、近年の地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響により、国内各地で40℃を超えることが毎年のようになりました。

実際、2025年夏に40℃以上となったのはのべ33地点で、年間の観測数としては過去最多です。熱中症の患者も増え、消防庁のまとめによると搬送者数は2008年の調査開始以来最も多い、100,510人に達しました。
関連記事「2025年 長く厳しい夏が目立った一年」

今年も酷暑日が続出するおそれ

ウェザーニュースの「猛暑見解2026」によると、7月下旬から8月上旬にかけて、太平洋高気圧とチベット高気圧が上空で重なる「ダブル高気圧」が発生する見通しです。これにより、海風が入りにくい内陸部を中心に40℃前後の危険な暑さとなり、今年も酷暑日が続出するおそれがあります。

気候のフェーズが一段階上がった「酷暑日元年」。過去の経験則は通用しません。エアコンの積極的な稼働や、危険な時間帯の外出を控えるなど、自らの命を守るための行動を最優先にしてください。
関連記事「猛暑見解2026」

熱中症対策を万全に

夏日であっても湿度が高い日や直射日光の下では熱中症のリスクがあります。猛暑日・酷暑日ともなれば、そのリスクはさらに高まります。

・こまめな水分・塩分の補給を心がけましょう
・屋外での活動はなるべく朝夕の涼しい時間帯に
・エアコンを適切に使用し、室内でも熱中症に注意してください
・体調の異変を感じたら、無理せずすぐに涼しい場所へ移動しましょう

今年の夏は特に厳しい暑さが予想されます。「夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日」の違いを正しく理解し、その日の暑さに合わせた対策をしっかりと行ってください。
熱中症情報 暑さ指数(WBGT)を確認
【医師監修】熱中症ハンドブック

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