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台風7号 強い勢力で関東に接近
お盆休みの後半に大きな影響

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2024/08/14 10:56 ウェザーニュース

8月14日(水)9時現在、台風7号(アンピル)は小笠原諸島・父島の西南西の海上を北東に進んでいます。

今後は発達しながら北上し、お盆休み後半に発達のピークを迎えて関東にかなり接近するおそれがあります。大雨や暴風への備えを早めに進めるようにしてください。

▼台風7号 8月14日(水) 9時
 中心位置   父島の西南西約230km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北東 10 km/h
 中心気圧   975 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 45 m/s
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小笠原諸島は次第に雨や風が強まる

台風を取り巻く活発な雨雲はすでに小笠原諸島にかかり始めています。母島では1時間最大で23.0mmの強い雨、父島では最大瞬間風速18.8m/sを観測しました。10時09分には暴風警報と波浪警報が発表されています。
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今後は台風の接近とともに雨や風が強まり、台風東側の活発な雨雲がかかる可能性もあり、激しい雨や大雨に警戒が必要です。

風も吹き荒れ、午後には海上はしけの状態となります。海には決して近づかないでください。また、雨や風が強まってからの避難はかえって危険な場合がありますので、避難する場合は早めに、避難しない場合は窓から離れた部屋で過ごすようにしてください。

関東など大雨と暴風で交通機関に影響のおそれ

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台風は16日(金)9時の時点で中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は40m/sになると予想され、その勢力で関東に最も接近する見込です。

まだ取りうる進路や進行速度には不確実性はありますが、伊豆諸島から関東では暴風が吹き荒れることが予想されます。台風の進路が西寄りとなり、台風の中心が陸地寄りや上陸するような場合には瞬間的には50m/sを超える猛烈な暴風になってもおかしくありません。
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また、台風本体の発達した雨雲や周辺の多量の湿った空気によって、1時間に50mmを超える非常に激しい雨が降り、24時間降水量は200mmを超える大雨となる見込みです。

大雨と暴風の影響で、東日本を中心に交通機関にも影響が出るおそれがあります。お盆休みの終盤にあたるため、帰省先などからのUターンや旅行先での移動タイミングと重なります。こまめに最新の台風情報や交通情報を確認し、天気を考慮して計画を立てるようにしてください。

関東接近後はやや東寄りに進路を変えますが、東北など北日本方面にも影響を及ぼす可能性があります。台風5号の影響で記録的な大雨となった東北でも再び影響を受けることが考えられ、油断ができません。
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上陸するかしないか まだ進路に予想の幅

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参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にかなりの幅があることをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、関東の南へ北上する傾向は概ね揃っているものの、陸地にかかるか、かからないかは予測でばらつきがあることがわかります。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
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台風の暴風域に入る確率

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5日先までに台風の暴風域に入る確率がが5%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
 青森県     7 %
 岩手県     29 %
 宮城県     40 %
 秋田県     18 %
 山形県     26 %
 福島県     55 %
 茨城県     72 %
 栃木県     49 %
 群馬県     41 %
 埼玉県     55 %
 千葉県     78 %
 東京都     85 %
 (伊豆諸島・小笠原諸島含む)
 神奈川県    60 %
 新潟県     18 %
 富山県     5 %
 山梨県     39 %
 長野県     23 %
 岐阜県     9 %
 静岡県     54 %
 愛知県     14 %
 三重県     5 %

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風7号の名前「アンピル(Ampil)」はカンボジアが提案した名称で、マメ科のフルーツの名前からとられています。
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