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長崎や佐賀で断続的に非常に激しい雨
土砂災害の危険度高く警戒を

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2024/07/14 10:52 ウェザーニュース

梅雨前線に伴う活発な雨雲の帯は長崎県本土や佐賀県に移動してきました。1時間に50mmを超える非常に激しい雨が降り、土砂災害の危険度が高まっています。避難指示の発令されている地域もあり、厳重な警戒が必要です。
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活発な雨雲の帯は九州北部に

対馬海峡付近に伸びる梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が強く流入し、周辺では雨雲が発達しています。活発な雨雲の帯が形成されて、早朝は長崎県五島列島付近で線状降水帯が解析されました。

その雲の帯は東進して長崎県本土から佐賀県にかかり、長崎県長崎市・長浦岳では1時間最大61.0mm、佐賀県嬉野市は53.5mmの非常に激しい雨を観測しています。また、熊本県から鹿児島県付近でも雨雲が急速に発達中です。
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強雨により土砂災害の危険度が高まっているため、長崎県と佐賀県の一部には土砂災害警戒情報が出ており、一部の地域には避難指示が発令されました。
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午後も断続的に強雨

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九州では北部を中心に昼過ぎにかけて雨雲の発達しやすい状況が続き、午後になると中国地方にも活発な雨雲が広がる見込みです。1時間に50mmを超えるような激しい雨が断続的に降り、雨雲が停滞した場合は1時間に80mm以上の猛烈な雨になるおそれもあります。

土砂災害に加え、大規模な道路冠水や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫などの危険性が高まるため、引き続き警戒が必要です。

自治体などの避難情報を確認し、できるだけ安全な場所で過ごすようにしてください。また、斜面や増水した川の様子を直接見に行くのは大変危険ですので、避けてください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ぴよぴよさん