発生回数は昨年より減少も、“ゲリラ雷雨”以外の大雨災害が多発
2026年は勢力の強い太平洋高気圧が西日本や南西諸島を覆い、オホーツク海高気圧も北海道付近に中心を持つことが多く、ゲリラ雷雨の発生回数が抑えられました。
一方、高気圧と高気圧の間に挟まれた東日本には湿った空気が流れ込みやすく、ゲリラ雷雨の発生回数が多くなりました。
一方、高気圧と高気圧の間に挟まれた東日本には湿った空気が流れ込みやすく、ゲリラ雷雨の発生回数が多くなりました。
関東南部では発生回数が昨年を上回る
ゲリラ雷雨の発生回数は、東京都は943回(2025年770回)、神奈川県は454回(2025年292回)と、2025年よりも発生回数が多くなりました。
8月の千葉県では495回発生しており、これは2025年の221回と比べて2倍以上の発生回数です。
台風や秋雨前線の停滞、暖湿流の流れ込みなどにより線状降水帯が発生するなどし、各地で豪雨被害が多数発生しました。全国的には“ゲリラ雷雨”の発生回数は少なかったものの、それ以外が原因となる大雨災害が多発しました。
8月の千葉県では495回発生しており、これは2025年の221回と比べて2倍以上の発生回数です。
台風や秋雨前線の停滞、暖湿流の流れ込みなどにより線状降水帯が発生するなどし、各地で豪雨被害が多数発生しました。全国的には“ゲリラ雷雨”の発生回数は少なかったものの、それ以外が原因となる大雨災害が多発しました。
発生ピークは8月下旬
月別に見ると、全国のゲリラ雷雨の発生回数は、7月に15,169回、8月に26,620回、9月には14,971回となりました。
各月を2025年と比較するとそれぞれ0.59倍、0.75倍、0.55倍です。
全国でゲリラ雷雨が一番多かったのは8月下旬です。エリア別で見ると、北日本や西日本は8月下旬にピークとなり、東日本は7月下旬と8月中旬〜下旬にピークとなりました。
各月を2025年と比較するとそれぞれ0.59倍、0.75倍、0.55倍です。
全国でゲリラ雷雨が一番多かったのは8月下旬です。エリア別で見ると、北日本や西日本は8月下旬にピークとなり、東日本は7月下旬と8月中旬〜下旬にピークとなりました。
高気圧縁辺の湿った空気と寒気の影響で発生
2026年のゲリラ雷雨は2025年よりも少なくなっているところがほとんどで、全国では2025年の6割程度の発生回数にとどまりました。
【7月】
7月の東日本から西日本は太平洋高気圧やチベット高気圧に覆われ、晴れて気温が上昇しました。
上空の大気の状態は安定したため、ゲリラ雷雨の発生は局地的となり、発生回数は2025年よりも少なくなりました。
ただ、北日本の日本海側や北陸は、前線や高気圧の縁辺に沿って流れ込む湿った空気の影響を受けて、2025年に比べて発生回数が多くなっているところがありました。
上空の大気の状態は安定したため、ゲリラ雷雨の発生は局地的となり、発生回数は2025年よりも少なくなりました。
ただ、北日本の日本海側や北陸は、前線や高気圧の縁辺に沿って流れ込む湿った空気の影響を受けて、2025年に比べて発生回数が多くなっているところがありました。
8月13日の千葉豪雨では、アメダス千葉で1時間に115mmの猛烈な雨となり、12時間降水量では観測史上1位となる348mmを記録しました。
令和8年8月千葉豪雨、2人に1人が浸水想定区域"外"で被災か
また、8月下旬には北陸で線状降水帯が発生し、富山県のアメダス氷見で12時間降水量が観測史上1位となる317mmを記録するなど、各地で大きな被害が発生しました。
石川・富山豪雨 過去の記録の1.5倍以上に
令和8年8月千葉豪雨、2人に1人が浸水想定区域"外"で被災か
また、8月下旬には北陸で線状降水帯が発生し、富山県のアメダス氷見で12時間降水量が観測史上1位となる317mmを記録するなど、各地で大きな被害が発生しました。
石川・富山豪雨 過去の記録の1.5倍以上に
【9月】
9月は太平洋高気圧の勢力が弱まり、秋雨前線が東日本の太平洋側に停滞。このため、ゲリラ雷雨の発生回数としては2025年よりも少なくなりました。
また、前線の影響により東日本太平洋側は1946年の統計開始以来 9月で1位の多雨となりました。
愛知県や岐阜県では線状降水帯が発生し、1時間に104.5mm(名古屋の1時間降水量極値)の猛烈な雨を観測。さらに、高気圧の縁辺に沿って進んだ台風の影響で、関東は千葉県を中心に記録的な大雨となりました。
名古屋で観測史上1位の猛烈な雨 愛知県、岐阜県で線状降水帯を解析
また、前線の影響により東日本太平洋側は1946年の統計開始以来 9月で1位の多雨となりました。
愛知県や岐阜県では線状降水帯が発生し、1時間に104.5mm(名古屋の1時間降水量極値)の猛烈な雨を観測。さらに、高気圧の縁辺に沿って進んだ台風の影響で、関東は千葉県を中心に記録的な大雨となりました。
名古屋で観測史上1位の猛烈な雨 愛知県、岐阜県で線状降水帯を解析
今シーズンはゲリラ雷雨の発生回数は、関東を中心に昨シーズンより増加したところがあったものの、全国的に見ると昨シーズンより減少しました。
ただ、台風や秋雨前線、線状降水帯などにより大雨となり、大規模冠水などの災害が多発した年でもありました。
ウェザーニューズでは、ゲリラ雷雨をはじめとした豪雨による被害を少しでも減らすため、豪雨調査結果とあわせて今後の対策に活かしてまいります。
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