2つの台風と梅雨前線で雨量かさむ 九州北部や瀬戸内は5日間で1か月分の雨

2026-06-27 17:14 ウェザーニュース

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6月23日(火)頃から、梅雨前線や台風7号・台風8号の影響で西日本や東日本で雨量がまとまりました。

多いところでは5日間で600mm以上の降水を観測し、九州北部や瀬戸内では平年6月の1か月分の雨量を超える雨が5日間で降りました。

大阪周辺では短時間の大雨の記録を更新した地点も目立ち、今日は千葉でも大雨となっています。
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九州北部で600mm超の大雨

今週は、活発化した梅雨前線周辺の活発な雨雲の影響で、九州北部を中心に雨量が多くなりました。

気象庁の速報値では、6月23日(火)から今日27日(土)15時までの期間降水量が、長崎県五島市の福江で630.5mm、佐賀県嬉野市の嬉野で613.5mmに達しています。熊本県の阿蘇乙姫でも588.0mm、長崎県の上大津で583.5mmを観測しています。
平年6月の1か月分の雨量との比較
平年6月の1か月分の雨量とこの期間の雨量を比較すると、福江では6月の平年値324.2mmに対して194%、上大津では317.8mmに対して184%となり、わずか5日たらずで6月ひと月分の2倍近い雨が降ったことがわかります。

他にも、黄色や橙色で示された地点では平年6月の1か月分の雨量が5日間で降ったことになり、かなり広い範囲に及んでいることがわかります。

大阪周辺では短時間の大雨も 奈良などで冠水や浸水被害

期間を通しての雨量だけでなく、短時間の強い雨が記録的だった地域もあります。

大阪府東大阪市の生駒山では、26日(金)6時24分までの1時間に76.5mmを観測し、1976年からの観測史上1位の値を更新しています。大阪府河内長野市の河内長野でも同様に、1976年からの観測史上1位の記録を更新しました。
ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 奈良県生駒市の空 さん
この短時間の大雨により、大阪や京都、奈良などでは道路冠水や低地の浸水による被害が発生しました。

JR大和路線などで終日運転取り止めとなったり、通勤・通学の時間帯に近鉄奈良線が運転見合わせになるなど、交通機関への影響も大きくなりました。
関連記事 大阪や奈良などで冠水・浸水被害

東日本太平洋側も2つの台風と前線で大雨に

千葉県南部や北東部でも、今日27日(土)にかけて雨量が多くなりました。明け方に房総半島に接近した台風8号の影響に加え、その後の梅雨前線や台風7号周辺の湿った空気の影響で、雨雲が発達しやすい状況が続いたことによります。

17時までの24時間降水量は、銚子地方気象台で209.5mm、君津市の坂畑でも195.5mmに達しています。銚子ではこれまでの6月の1位だった133.5mmを大きく上回り、坂畑や鋸南、茂原、牛久などでも6月の1位の値以上を記録しました。

雨が弱まっても災害に注意

一連の大雨は今日27日(土)夕方までに各地とも概ねピークを越えましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいるおそれがあります。

土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水には引き続き注意が必要です。崖や増水した川など危険な場所には近づかず、自治体から発表される避難情報にも注意してください。
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