千葉県は住宅・家財の浸水被害、神奈川県は土砂災害など 被害の特徴に違い
千葉県では、印旛沼周辺の浸水や北印旛沼などの堤防決壊により、住宅地や農地に被害が発生しました。特に佐倉市を中心に、住宅・家財への影響が大きくなっています。
一方、神奈川県では、三浦市や横須賀市などで住宅被害や土砂災害が発生しています。
※今回の推計には、土砂災害による資産損失や復旧費用は含まれていません。そのため、千葉県と神奈川県の推計額の差が、そのまま実際の被害規模の差を示すものではありません。
8月の千葉豪雨との違いは?
8月の千葉豪雨では、短時間に猛烈な雨が降ったことで、広い範囲で冠水や住宅浸水が発生しました。
その後、自治体による被害調査や車両被害の把握が進み、9月中旬に公開したウェザーニューズの推計では、社会・経済的影響を約779億円と試算しました。
内訳は、住宅・家財など住民生活への被害が約268億円、車両の浸水・冠水被害が約264億円、公共インフラへの被害が約116億円、農業など地域経済への影響が約95億円となっています。
9月中旬に公開した推計はこちら
その後、自治体による被害調査や車両被害の把握が進み、9月中旬に公開したウェザーニューズの推計では、社会・経済的影響を約779億円と試算しました。
内訳は、住宅・家財など住民生活への被害が約268億円、車両の浸水・冠水被害が約264億円、公共インフラへの被害が約116億円、農業など地域経済への影響が約95億円となっています。
9月中旬に公開した推計はこちら
今回の台風25号では、印旛沼周辺の浸水に加え、土砂災害や交通インフラへの影響も発生しています。特に、鉄道の長期運休による継続的な影響が懸念されます。
今後、車両や農業の被害、公共インフラの損傷状況などが明らかになることで、今回の推計額が増える可能性があります。
※9月中旬に公開した8月千葉豪雨の約779億円は被害情報を追加・精査した段階での推計です。一方、今回の約43億円は、9月24日時点の情報をもとにした初期段階の速報値です。算定対象や被害情報の蓄積状況が異なるため、両者を単純に比較することはできません。
交通機関の移動時間損失は約13.9億円 鉄道の長期運休による影響も
道路の通行止めや鉄道の運休、航空便の欠航・遅延などによる移動時間の損失は、千葉県で約11.3億円、神奈川県で約2.6億円、両県合わせて約13.9億円と推計しました。
JR東日本の9月24日時点の運行情報によると、一部路線で運休や運転本数の削減が続いています。また、内房線の姉ケ崎~木更津間では、運転再開まで少なくとも3か月程度かかる見込みです。
長期運休が続くことで、通勤・通学時の待ち時間や迂回による移動時間の増加に加え、観光や商業など地域の経済活動にも継続的な影響が及ぶ可能性があります。
別途実施した速報試算では、羽田空港に関連する移動時間損失は約28.2億円となりました。今後、東京都心部を含む広域的な交通影響を算定することで、影響額がさらに増える可能性があります。
JR東日本の9月24日時点の運行情報によると、一部路線で運休や運転本数の削減が続いています。また、内房線の姉ケ崎~木更津間では、運転再開まで少なくとも3か月程度かかる見込みです。
長期運休が続くことで、通勤・通学時の待ち時間や迂回による移動時間の増加に加え、観光や商業など地域の経済活動にも継続的な影響が及ぶ可能性があります。
別途実施した速報試算では、羽田空港に関連する移動時間損失は約28.2億円となりました。今後、東京都心部を含む広域的な交通影響を算定することで、影響額がさらに増える可能性があります。
| 交通機関 | 千葉県 | 神奈川県 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 道路 | 4.50億円 | 1.94億円 | 6.44億円 |
| 鉄道 | 2.64億円 | 0.68億円 | 3.32億円 |
| 航空(成田) | 4.13億円 | ― | 4.13億円 |
| 合計 | 11.27億円 | 2.62億円 | 13.89億円 |
今後の被害把握と交通機関の復旧状況に注意
今後、未集計の住宅・車両被害や土砂災害、公共インフラの損傷・復旧費用などが明らかになることで、経済影響がさらに拡大する可能性があります。
被災地域では、引き続き河川の増水や土砂災害に注意が必要です。また、鉄道の長期運休に伴って道路の混雑が発生する可能性もあるため、最新の気象情報や交通機関の運行情報を確認し、時間に余裕を持った移動を心がけることが重要です。
ウェザーニューズでは、今後明らかになる被害情報や交通機関の復旧状況を踏まえ、第二報以降で経済影響の推計を更新していく予定です。
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被災地域では、引き続き河川の増水や土砂災害に注意が必要です。また、鉄道の長期運休に伴って道路の混雑が発生する可能性もあるため、最新の気象情報や交通機関の運行情報を確認し、時間に余裕を持った移動を心がけることが重要です。
ウェザーニューズでは、今後明らかになる被害情報や交通機関の復旧状況を踏まえ、第二報以降で経済影響の推計を更新していく予定です。
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◼︎算出根拠と推計方法
本推計は、9月24日時点の自治体・交通事業者等の公表情報をもとに、ウェザーニューズが独自に算定した速報値です。
住宅・家財、公共インフラ、災害対応費は、被害状況や浸水規模等から推計しました。交通機関の移動損失は、道路の迂回車両数、鉄道・航空の影響旅客数、移動・待機時間などを用いて経済価値に換算しています。
今回の推計には、土砂災害による資産損失・復旧費用、東京都心部の交通影響、鉄道の長期運休に伴う将来の損失の全期間は含まれていません。
また、羽田空港の移動損失約28.2億円と、成田空港の間接波及損失約1.14億円は別途算定しており、今回の集計には含めていません。
直接経済影響と移動損失は異なる指標として区別しています。交通手段間では利用者や損失が重複する可能性があります。本推計は公的機関による確定被害額ではなく、今後の被害調査や復旧状況に応じて変動する可能性があります。
◼︎主な出典・引用元
・千葉県・神奈川県:台風25号に関する被害状況の公表資料
・千葉県:北印旛沼の堤防決壊について(9月23日)
・JR東日本:関東エリアの運行情報 (2026年9月24日確認)
・国土交通省:治水経済調査マニュアル、道路・鉄道・航空分野の費用便益評価関連資料
・ウェザーニューズ:2026年8月千葉豪雨の経済影響に関する第三報(9月中旬公表)
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