ネパール鉄砲水 多数の死者・行方不明者 氷河湖決壊が起因か

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ネパールでは現地時間26日(水)、ラスワ郡を流れるボテコシ川で大規模な鉄砲水が発生し、多数の死者や行方不明者が出ています。ネパール気象水文局は洪水・土砂災害への警戒を継続的に呼びかけています。

氷河湖決壊の可能性、チベット国境からの土石流

今回の災害は、チベット自治区との国境付近で発生した土石流や氷河湖決壊(アイスジャム決壊、GLOF)が引き金になったとみられています。

崩壊の起因が地震との見方もありましたが、USGS(アメリカ地質調査所)は現地時間の26日(水)朝に観測された地震動について周辺の地震観測所のデータや長周期の地震波、衛星画像による追加分析を行った結果、地震ではなく、氷河の崩落や土石流によるものと判断しました。

被害はネパールだけに留まらず、中国側のチベット自治区シガツェ市でも同時に土石流が発生し、複数の死者・行方不明者が報告されています。ヒマラヤ地域では気候変動により氷河湖の拡大と決壊リスクが以前から指摘されてきました。
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外国人観光客にも被害

発生から1日以上が経過した現在も被害の全容は判明しておらず、報道機関により死者数は95人〜160人超と幅があり、行方不明者は約400人〜750人超まで拡大しています。

行方不明者にはインド人100人超、韓国人、カナダ人、ニュージーランド人など多数の外国人観光客が含まれ、ツアーで現地入りしていたとみられる日本人5人とも連絡が取れておらず、在ネパール日本大使館がネパール当局に捜索・救助を要請しています。

橋19本以上や道路約40km、水力発電所十数カ所が損壊・流失し、通信・電力網も広範囲で寸断されています。
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捜索活動が続く、二次的な土砂災害への警戒も必要

ネパール警察・軍による捜索活動が続いていますが、道路網の寸断により現場への到達が困難な地域も残っています。現地は依然モンスーンの影響下にあり、地盤が緩んだ状態での土砂崩れなど二次災害の発生にも警戒が必要です。

ネパール気象水文局は洪水早期警報サービスを通じて河川水位の監視を続けており、対象地域の住民に対して最大限の警戒を呼びかけています。
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出典・参考
現地写真:AFP=時事

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