【熱中症調査2026】約2人に1人が熱中症を経験 暑さで生活や働き方にも変化
約2人に1人が熱中症を経験 救急搬送に至った人も
「これまで熱中症になったことはありますか?」と質問したところ、「ある」が50%、「ない」が50%となり、約2人に1人が熱中症を経験していることが分かりました。
内訳を見ると、「自己診断」が42%で最も多かった一方、「自ら病院を受診した」が6%、「救急搬送された」が2%となり、医療機関での対応が必要となるケースも一定数みられました。
男女別では、女性の経験率が54%と男性の50%を4ポイント上回りました。また、年代別では50代(55%)と30代(54%)で経験率が高く、働き盛りの世代でのリスクが浮き彫りとなっています。
内訳を見ると、「自己診断」が42%で最も多かった一方、「自ら病院を受診した」が6%、「救急搬送された」が2%となり、医療機関での対応が必要となるケースも一定数みられました。
男女別では、女性の経験率が54%と男性の50%を4ポイント上回りました。また、年代別では50代(55%)と30代(54%)で経験率が高く、働き盛りの世代でのリスクが浮き彫りとなっています。
地域別では九州(55%)が最も高く、甲信、中国が続きました。一方、最も低かった北海道でも43%が熱中症を経験しており、涼しい地域でも決して油断できない実態が明らかになりました。
都道府県別では、熱中症の経験が「ある」と回答した割合が最も高かったのは福井県と佐賀県でいずれも63%でした。次いで宮崎県が60%となっています。
参考 都道府県ランキング
都道府県別では、熱中症の経験が「ある」と回答した割合が最も高かったのは福井県と佐賀県でいずれも63%でした。次いで宮崎県が60%となっています。
参考 都道府県ランキング
「熱中症になった場所や状況を教えてください」と質問したところ、職場や屋外作業中だけでなく、「台風による停電でエアコンが止まり室内で発症」(山口県)、「エアコンのない両親の家で」(東京都)といった室内での発症事例も目立ちました。
また、「3年前になりました。その際、脳梗塞になり現在はリハビリ中です」(静岡県)と、熱中症が重篤な後遺症につながったケースも報告されています。
約2人に1人が暑さで予定を変更 生活スタイルにも変化
「暑さが原因で予定を変更した経験はありますか?」と質問したところ、52%が「ある」と回答し、約2人に1人以上が暑さによって行動を変えた経験を持つことが明らかになりました。
男女別では女性が62%と、男性(57%)を5ポイント上回りました。年代別では30代が64%と最も高く、次いで10代(54%)、40代(52%)でした。一方、20代(48%)は比較的低く、世代によって暑さへの対応に差が出ていました。
男女別では女性が62%と、男性(57%)を5ポイント上回りました。年代別では30代が64%と最も高く、次いで10代(54%)、40代(52%)でした。一方、20代(48%)は比較的低く、世代によって暑さへの対応に差が出ていました。
■「時間をずらす」「場所を変える」工夫も
「どのような予定を変更しましたか?」と聞いたところ、多様な対応が見られました。
「田圃の草刈り作業を朝5時からにした。今までは8時頃からだった」(埼玉県)など、時間帯を早朝や夕方にずらすケースが多くありました。
また、「動物園の予定を水族館に変更した。動物園は屋外が多く、水族館は室内が多いので」(広島県)、「屋外プールの予定を変更し、猫カフェに行くことにした」(静岡県)など、屋外から屋内施設へ切り替える工夫も目立ちました。
■「そもそも予定を立てなくなった」という声も
「ない」と答えた回答者のコメントでも、暑さへの対応の変化が見られました。
「暑さを見込んで、気温に影響を受ける計画は立てなくなりました。予定変更はありませんが、そもそもの計画の立て方が変わりました」(滋賀県)
という声に代表されるように、"予定を変更する"以前に"最初から暑い日に予定を入れない"という行動変容が起きていることもうかがえました。
「屋内でも安全ではない」実態が明らかに
「職場・学校で、熱中症の危険を感じた経験は?」と質問したところ、63%が経験「あり」と回答しました。
そのうち「屋外である」が34%と最多でしたが、「屋内/屋外の両方ある」が17%、「屋内である」が12%と、屋内での危険を感じた人も合わせて29%にのぼり、職場・学校の屋内環境でも熱中症リスクが潜んでいる実態が浮き彫りになりました。
そのうち「屋外である」が34%と最多でしたが、「屋内/屋外の両方ある」が17%、「屋内である」が12%と、屋内での危険を感じた人も合わせて29%にのぼり、職場・学校の屋内環境でも熱中症リスクが潜んでいる実態が浮き彫りになりました。
年代別では30代が75%と突出して高く、次いで40代(68%)、50代(67%)と続きました。現役世代ほど屋外・屋内を問わず熱中症リスクにさらされている状況がうかがえます。一方、70代(51%)や80代(38%)は比較的低くなっています。
男女別では男性(64%)が女性(60%)を4ポイント上回りました。
男女別では男性(64%)が女性(60%)を4ポイント上回りました。
■エアコンがあっても油断できない屋内の現場
「経験した危険を具体的に教えてください」と聞いたところ、エアコンの設定や故障が原因となるケースが目立ちました。
「冷房の28℃設定や除湿ができていない環境で脱水症状や頭痛、めまいがした」(福岡県)、「クーラーの調子が悪くなり28℃より下がらず、気持ちが悪くなった」(群馬県)など、エアコンがあっても十分に機能していないことへの不満が多く見られています。
介護・飲食・工場など熱がこもりやすい職場からの声も多く、
「介護施設での入浴介助で汗をかきすぎ、もう汗も出ないほどになり意識が朦朧となりました。今考えるとかなり危なかった」(石川県)、「飲食店の厨房での作業中」(神奈川県)など、業種特有のリスクが浮かび上がりました。
■「水を飲むな」時代の負の遺産も
屋外の危険を訴えるコメントでは、
「中学時代の部活の練習中。当時は練習中の水分補給が禁止されていた」(千葉県)、「朝食抜きに加え、水分補給が厳禁の時代。気づいたら目の前のものが揺れていた」(山梨県)など、かつての誤った指導が影を落とすケースも報告されました。
一方、経験がないと回答した人からは、
「冷暖房完備の職場なので仕事中に熱中症の経験はない」(神奈川県)という声がある一方で、「職場は安全だが、自宅が一番危ない」(奈良県)という指摘もあり、職場の対策が整っていても家庭での油断が新たなリスクになっているという実態も見えてきています。
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