PR 大雨シーズン本格化 「線状降水帯」から命と財産を守るための備え

2026-07-14 18:05 ウェザーニュース

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近年、大雨のニュースで頻繁に耳にするようになった「線状降水帯」。一度発生すると同じ場所に猛烈な雨が降り続き、わずか数時間で道路を濁流に変え、私たちの住宅や大切な愛車に甚大な被害をもたらします。

こうした予測の難しい自然災害に対し、事前の備えと正しい行動を啓発するため、損保ジャパンとウェザーニューズの共同プロジェクトである新コーナー『HIKESHI ACTIONS!』がスタートしました。ウェザーニューズと損保ジャパンの知見やデータをもとに、さまざまな自然災害のリスクや防災・減災に役立つ情報をお届けします。

第二回のテーマは梅雨末期や台風シーズンに最も警戒すべき「線状降水帯」です。危険が迫る「前」に、私たちが先手で起こすべき行動についてご紹介します。

想像を超える水害の被害規模と「内水氾濫」の恐怖

線状降水帯がもたらす被害は、私たちの想像を遥かに超える規模になることがあります。

例えば、平成30年7月豪雨(西日本豪雨)の際、日本損害保険協会のデータによると、国内で支払われた保険金の総額は約1,956億円に上りました。水没などの被害に遭った車は2万5千台を超え、車両保険だけで約283億円、マイホームの床下・床上浸水などの火災保険にはそれを大きく上回る約1,520億円が支払われています。

一瞬にして生活の基盤や財産を泥水に沈めてしまうのが、水害の恐ろしい現実です。
また、水害というと大きな川の氾濫(外水氾濫)をイメージしがちですが、都市部では川の近くでなくても警戒が必要です。

激しい雨によって下水道などの排水能力を超え、街中に水が溢れる「内水氾濫」が発生するためです。特に地下街や地下室、立体交差の下を通るアンダーパスは、周囲より土地が低く一瞬で水が流れ込む危険性があります。

地下にいると外の雨の激しさに気づきにくく、気づいた時には地上へ逃げられなくなる恐れがあるため、大変危険です。

同じ場所に雨が降り続く「バックビルディング現象」

なぜ、線状降水帯は同じ場所にとどまり、記録的な大雨をもたらすのでしょうか。その要因の一つが「バックビルディング現象」です。

風上側で次から次へと新しい積乱雲が発生し、それが風に流されて連なることで、まるでビルが建ち並ぶような形で雲の列(線状)が形成されます。

ある場所から見ると、次々と発達した雨雲が通過し続けるため、長時間にわたって猛烈な雨が降ることになります。
気象庁の定義では、3時間雨量100mm以上の面積が500平方キロメートル以上などの条件を満たしたものを線状降水帯と呼んでいますが、この基準に達していなくても、猛烈な雨が同じ場所に降り続けば深刻な災害につながります。

命と財産を守る「平時からの準備」と「直前の対策」

水害から命と財産を守るためには、「今すぐできる平時の準備」と「危険を察知した直後の対策」を分けて実践することが重要です。

平時からの準備としてまず行うべきは、ご自宅や職場がハザードマップで浸水リスク(何色のエリアか)に入っているかの確認です。もしリスクエリアに該当する場合は、大雨になる前に車を移動させられる近隣の高台や立体駐車場の場所をあらかじめチェックしておきましょう。

また、保険契約の見直しも不可欠です。自動車保険に車両保険が付帯されていなかったり、火災保険の契約内容によっては水災が補償対象外や自己負担額が発生したりする場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。
そして、実際に危険を知らせる通知が届いた時や、雨雲レーダーで激しい雨雲の接近を知った時の直前の対策です。

すでに外が冠水している場合は、無理に外出せず、頑丈な建物の2階以上や崖から離れた部屋へ逃げる「垂直避難」を徹底して人命を最優先に守ります。

愛車を守るための高台への移動は、必ず「雨が強くなる前」に行うことが大鉄則です。車のタイヤの半分まで水が来るとエンジンがかからなくなり、水圧でドアも開かなくなって命の危険が生じます。

マイホームの防衛としては、1階にある大切な家電や家財をあらかじめ2階へ上げておくことや、ゴミ袋に水を溜めた簡易水のうを排水口に置いて下水からの逆流を防ぐことが有効です。

意外と知らない?保険の豆知識と住まいのメンテナンス

ここで、平時だからこそ知っておきたい住まいと保険の豆知識があります。

大雨による水害に遭った場合、火災保険に加入していれば一律で補償されると思いがちですが、実はそうではありません。短時間での排水能力の限界や河川の氾濫による床上浸水などは保険の対象となりますが、日々の雨漏りや、屋根・外壁の劣化(ひび割れなど)から建物内部に浸入する雨水は、保険の対象外となる可能性があります。
建物の劣化による雨漏りを防ぐためには、定期的な修繕が必要です。風雨や紫外線にさらされる外壁や屋根は、一般的に建築後10年ほどで劣化が目立ち始めます。築10年〜15年のタイミングで、屋根のひび割れや瓦のズレ、ベランダの床や排水口などをしっかり点検し、メンテナンスを行うことが、最大の防災行動につながるのです。

激甚化する線状降水帯から命や財産を守るためには、直前に慌てて避難するだけでなく、「ハザードマップを知る」「保険のプランを知る」「我が家の傷みを知る」といった、今のうちからできる先手の行動が何よりも大切です。また、気象アプリの通知設定や、ご自身の保険の補償内容を、この機会にぜひ見直してみてください。
» 【HIKESHI ACTIONS!】損保ジャパン×ウェザーニューズ特設サイト

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