梅雨入り・梅雨明けは、誰がどのように判断している?

2026-07-15 09:27 ウェザーニュース

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7月も中旬に入り、まだ発表のない東海〜東北の各地では梅雨明けが気になる時期になってきました。

ところで、梅雨入り・梅雨明けは誰がどのように判断して発表しているのがご存知でしょうか。基準は梅雨前線の位置だけではないようです。
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地方ごとに気象庁・気象台が判断

梅雨入り・梅雨明けを発表するのは、地方ごとの気象台です。

沖縄気象台、鹿児島地方気象台、福岡管区気象台、高松地方気象台、広島地方気象台、大阪管区気象台、名古屋地方気象台、気象庁、新潟地方気象台、仙台管区気象台がそれぞれの地方の梅雨入り・梅雨明け発表を担当しています。なお北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁では発表対象に含めていません。

梅雨明けの時期が近づくと毎日、気象庁や各地の気象台の天気予報を担当する部署が検討をして、梅雨明けを発表するかどうか判断しています。

判断の明確な定義はなし

気象庁の発表する梅雨入り・梅雨明けの決め方には、明確な定義があるわけではありません。

気圧配置の面では、梅雨前線が北上してその地域から離れるか、梅雨前線の活動が弱まって消失するようなときに、梅雨が明けて夏になったとみなすことができますが、その後も様々な要因で雨の降る可能性があります。

気象庁の天気相談所によると、曇りや雨の日が少なくなって晴れの日が多くなると予想され、天気図では梅雨前線が北上して太平洋高気圧が張り出してくると、「梅雨明けしたとみられる」と発表しているとのことです。
長期予報 この先3か月の天候見解

梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも

梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。

あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。

2022年は梅雨の中休みが長かったことから大幅な見直しがあり、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
関連記事「2022年 関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し」

梅雨明けが発表されないことも

地方によっては、梅雨明けが発表されない年もあります。

日本付近の天候は、8月上旬頃に夏の盛りを迎えるため、その頃まで曇りや雨の日が続いてしまうと、その後やってくる秋雨の季節との区別ができなくなってしまうからです。このため、8月7日前後の「立秋」の頃までに梅雨明けを判断できない場合、「梅雨明けを特定しない」として統計記録されます。

2022年の北陸地方と東北地方は、6月〜7月にそれぞれ梅雨明けの速報的な発表が行われたものの、後日の見直しにより「梅雨明けを特定しない」と記録されています。

今年の梅雨明けは?

予想天気図を見ると、週の後半は太平洋高気圧の勢力が弱まり、前線または前線の位相が日本海南部付近まで南下する予想です。このため、東海や関東甲信は雲が広がりやすくなります。

18日(土)頃までは雨の降る可能性もあり、すっきりしない空が戻りそうです。三連休後半には再び前線が北上し、日差しが届くようになります。

東海や関東甲信は、このタイミングが梅雨明けのチャンスになりそうです。梅雨前線は離れても湿った空気の影響が残る可能性もあるため、最新の天気予報にご注目ください。
各地域の梅雨明け
2026年
(◊は予想)
昨年平年
沖縄6月29日頃6月7日頃6月21日頃
奄美7月1日頃6月9日頃6月29日頃
九州南部7月13日頃6月27日頃7月15日頃
九州北部
(山口県を含む)
7月8日頃6月27日頃7月19日頃
四国7月12日頃6月27日頃7月17日頃
中国7月8日頃6月27日頃7月19日頃
近畿7月8日頃6月27日頃7月19日頃
東海7月中旬⬫6月27日頃7月19日頃
関東甲信7月中旬⬫6月28日頃7月19日頃
北陸7月下旬⬫6月29日頃7月23日頃
東北南部7月下旬⬫7月18日頃7月24日頃
東北北部7月下旬⬫7月18日頃7月28日頃
※ウェザーニュースによる独自予想

今日・明日〜2週間先までの週間天気予報今日・明日〜2週間先までの週間天気予報
梅雨入り・梅雨明けの発表で用いられる地域区分
沖縄地方沖縄県
奄美地方鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村)
九州南部宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方)
九州北部地方山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県
四国地方香川県、愛媛県、徳島県、高知県
中国地方鳥取県、島根県、岡山県、広島県
近畿地方京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
東海地方静岡県、岐阜県、三重県、愛知県
関東甲信地方東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県
北陸地方新潟県、富山県、石川県、福井県
東北南部山形県、宮城県、福島県
東北北部青森県、秋田県、岩手県
※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁は発表対象外としています。
各地の梅雨入り 梅雨明け

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