先島諸島に加え沖縄本島の一部が台風9号の暴風域 明日朝にかけて最接近し暴風雨続く

2026-07-10 21:56 ウェザーニュース

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7月10日(金)22時推定で、大型で非常に強い台風9号(バービー)は宮古島の南南東を北上中で、宮古島や石垣島など先島諸島に加え沖縄本島の一部が台風の暴風域に入ったとみられます。

瞬間風速が30m/s以上のエリアが拡大し、日付が変わってからはさらに激しい暴風雨となる見込みです。
▼台風9号 7月10日(金)22時推定
 中心位置   宮古島の南南東約210km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     北西 20 km/h
 中心気圧   935 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s
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明日朝にかけて50m/s超の暴風のおそれ

先島諸島のほぼ全域が暴風域に入り、各地で風が強まっています。21時30分までの最大瞬間風速は宮古島で37.8m/s、石垣島で30.7m/s。台風の中心から遠い沖縄本島の南城市・糸数で30.5m/sと、30m/s以上の所が増えてきました。

日付が変わって明日11日(土)の朝にかけて台風の中心が近づき、風のピークとなる見込みです。中心に近い宮古島や石垣島などは瞬間的には50m/sを超えるような暴風が吹き荒れるおそれがあり、午後も暴風が続くとみられます。
風レーダーで今後の風の予想を確認レーダー 風モード(ウィンドフロー)

10m以上の猛烈なしけに

先島諸島や沖縄本島の沿岸では、台風の最接近時に10mを超える猛烈なしけとなるおそれがあります。すでに沖縄と奄美には波浪警報が出ています。海岸はうねりを伴った高波で非常に危険な状態になるので、決して近づかないでください。

気象庁の予想では、沖縄本島地方で最大12m、宮古島地方と八重山地方では最大13mの高波が予想されています。気象庁により13m以上の高波が予想されるのは2022年の台風14号以来で、そう頻繁にあることではありません。

九州から関東にかけての太平洋側や東シナ海側も、波が高くなるため注意が必要です。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し

通常よりも高い潮位に

台風9号は低い気圧を保って石垣島や宮古島などにかなり近づくとみられ、高潮の危険性も高まります。吹き寄せ効果と吸い上げ効果により、海面が大きく上昇する見通しです。

すでに石垣島では通常よりも潮位が40cm前後高い状態です。台風が近づくと吹き寄せ効果、吸い上げ効果がともに強化され、急速に潮位が上昇します。石垣島では満潮時刻と台風の接近が重なる11日(土)未明に最も潮位が高くなる予想で、過去最高潮位を上回るおそれがあります。

21時30分の時点で沖縄本島、久米島、宮古島地方、石垣島地方にレベル4高潮危険警報が発表中です。波浪の影響も加わって、いっそう海水が陸に上がりやすくなることも考えられるため、警戒が必要です。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し

中心が近づくと雨が急激に強まる可能性

台風の周囲を取り巻く「スパイラルバンド」と呼ばれる活発な雨雲が通過したタイミングで雨が強まり、沖縄本島の国が味噌では18時47分までの1時間に38.0mmの激しい雨を観測しました。

中心付近やその南側に活発な雨雲が分布しているため、中心が近づくと雨が急激に強まり、ピーク時は1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る見通しです。中心が離れた後も断続的に強雨となり、11日(土)夜までに予想される総降水量は先島諸島で200mmから300mm、場所によってはそれ以上となるおそれがあります。

暴風雨により停電や建築物の破損など、生活インフラに甚大な被害が出るおそれがあります。荒天の間は安全の確保を最優先に過ごすようにしてください。
台風ピンポイント影響予測(要ログイン)

台風の暴風域に入る確率

台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)

沖縄本島地方
  本島北部・中南部 98%
  慶良間・粟国諸島 100%
  久米島      100%
 宮古島地方     100%
 八重山地方
  石垣島地方    100%
  与那国島地方   100%

暴風域の半径は360kmとなっていて、これは東京から広島まで入る大きさに相当します。暴風域に入る時間が長くなる見通しです。
アプリで進路図を拡大して見る進路図を拡大して見る

本格的な台風シーズンの幕開け

平年の台風発生数

7月の台風発生数の平年値は3.7個で、一気に発生数が増える時期であることがわかります。本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。

なお今年は1月から7月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から7月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
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台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「バービー(Bavi)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の山の名前からとられています。
関連記事「台風の名前はどうやって決める?日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
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