猛烈な台風9号 朝にかけて910hPaでグアム接近 進路は沖縄・先島諸島へ

2026-07-05 22:17 ウェザーニュース

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7月5日(日)21時現在、大型で猛烈な台風9号(バービー)はマリアナ諸島を西進中。中心気圧は910hPa、最大瞬間風速は80m/sと推定され、まもなくグアムやサイパンで猛烈な嵐となる見込みです。

週後半には沖縄・先島諸島に接近する可能性が高まっていて、警戒が必要です。
▼台風9号 7月5日(日)21時
 中心位置   マリアナ諸島
 大きさ階級  大型
 強さ階級   猛烈な
 移動     西北西 20 km/h
 中心気圧   910 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 80 m/s
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グアム島やサイパン島は危険な暴風雨に

台風9号は発達に適した海域を進んでいて、4段階の強さ階級のうち最も強い「猛烈な」勢力となっています。米軍の基準では「スーパー台風」と呼ばれる強さです。

台風9号は、このあと6日(月)の午前中にかけてマリアナ諸島を通過します。グアム島とサイパン島・テニアン島の中間付近にある、ロタ島の至近を通過するとみられます。
マリアナ諸島の高解像度雨雲レーダーをアプリで見るマリアナ諸島の高解像度雨雲レーダー

すでに台風本体の雲がかかり始め、サイパンでは瞬間的には30m/s以上の風が観測されていて、このあとさらに強まる見通しです。現地の気象機関は台風警報を出して、暴風や高波、高潮、大雨、洪水等に厳重な警戒を呼びかけています。

マリアナ諸島は4月に猛烈な台風4号(シンラコウ)が直撃していて、今年2度目の猛烈な台風の襲来となります。甚大な被害が生じるおそれがあり、身の安全確保が必要です。
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ひまわり9号衛星雲画像ひまわり9号衛星雲画像

沖縄・先島諸島へ接近の可能性が高まる

台風9号の予報円の信頼度は5日先まで「A」

この先も9日(木)頃にかけて猛烈な勢力を保つ見通しで、ピーク時は中心付近の最大瞬間風速が85m/sに達する予想となっています。

8日(水)頃からはやや北寄りに進路を変え、10日(金)頃には沖縄・先島諸島近海に進む予想となっています。今回の台風9号は予報円の大きさが小さいことが特徴ですが、これは台風の強さや大きさを表しているのではなく、予報の信頼度が高いことを示しています。具体的には、5段階のうち最も確実性が高い「A」ランクに相当します。

このことから、沖縄の先島諸島には台風接近の可能性がかなり高まっていると考えられます。非常に強い勢力を保って接近してくることから、影響は先島諸島だけに留まらず、広範囲に及ぶ見通しです。早めの台風対策を心がけてください。
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参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果

この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、当面はさほど大きなばらつきはなく、西北西に進んで先島諸島近海に向かう予測が多いことがわかります。その後は予測のばらつきがやや大きくなり、大陸に上陸する進路が目立つ一方で、東シナ海を北上するものもある状況です。

まだかなり先の予測のため、シミュレーション結果には大きな不確実性があります。この誤差は日がたつにつれて縮小する見込みです。
最大10日先まで延長 台風進路予測Max(要ログイン)
世界各国の進路予想(要ログイン)

台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
鹿児島県
 奄美地方     2 %
沖縄県
 沖縄本島地方   19 %
 宮古島地方    82 %
 八重山地方
  石垣島地方   92 %
  与那国島地方  81 %

台風10号はまもなく熱帯低気圧に 中国・華南は断続的な強雨

▼台風10号 7月5日(日)21時
 中心位置   華南
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北北東 15 km/h
 中心気圧   996 hPa
 最大風速   18 m/s
 最大瞬間風速 25 m/s
台風10号の最新情報

台風10号(メイサーク)は5日(日)未明に中国大陸に上陸しました。台風を取り巻く活発な雨雲が通過したベトナムと国境を接する広西チワン族自治区では、多い所で24時間雨量が400mm以上の大雨となっています。

台風はこのあと12時間以内に勢力を弱めて熱帯低気圧に変わる予想ですが、華南には南から湿った空気の流入が継続し、断続的に強い雨が降るため警戒が必要です。
中国・華南周辺の雨雲レーダーをアプリで見る中国・華南周辺の雨雲レーダー

本格的な台風シーズンの幕開け

平年の台風発生数

7月の台風発生数の平年値は3.7個で、一気に発生数が増える時期であることがわかります。本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。

なお今年は1月から7月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から7月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
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台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「バービー(Bavi)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の山の名前からとられています。

台風10号の名前「メイサーク(Maysak)」はカンボジアが提案した名称で、木の名前からとられています。
関連記事「台風の名前はどうやって決める?日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
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