猛烈な勢力の台風9号(バービー) グアムやサイパンは危険な嵐 週後半は沖縄に影響

2026-07-05 10:15 ウェザーニュース

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7月5日(日)9時現在、猛烈な台風9号(バービー)はマリアナ諸島近海を西進し、明日6日(月)にかけて勢力のピークでグアム島やサイパン島などに最接近する見込みです。

週後半はやや北寄りに進路を変え、沖縄に影響が出てくるとみられます。
▼台風9号 7月5日(日)9時
 中心位置   マリアナ諸島
 大きさ階級  //
 強さ階級   猛烈な
 移動     西 10 km/h
 中心気圧   920 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 75 m/s
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グアム島やサイパン島は危険な嵐に

台風9号は発達に適した海域を進んでいて、4段階の強さ階級のうち最も強い「猛烈な」勢力となっています。米軍の基準では「スーパー台風」と呼ばれる強さです。台風が猛烈な勢力に達するのは台風4号(シンラコウ)以来、今年2例目です。

この先も8日(水)頃までは猛烈な勢力を保つ見通しで、ピーク時は中心付近の最大瞬間風速が80m/sに達する予想となっています。

これから明日6日(月)にかけてマリアナ諸島を通過する見通しになっています。猛烈な勢力でグアム島やサイパン島付近を通過するとみられ、現地の気象機関は台風警報を出して、暴風や高波、高潮、大雨、洪水等に厳重な警戒を呼びかけています。マリアナ諸島は4月に猛烈な台風4号(シンラコウ)が直撃していて、今年2度目の猛烈な台風の襲来となります。

8日(水)頃からはやや北寄りに進路を変え、9日(木)頃には沖縄の南に達する予想です。沖縄の先島諸島などに影響が出る可能性があるため、今後の進路にご注意ください。
レーダー 風モード(ウィンドフロー)をアプリで見るレーダー 風モード(ウィンドフロー)

参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果

この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、当面はさほど大きなばらつきはなく、西北西に進んで沖縄の南に向かう予測が多いことがわかります。沖縄の南に達した後は予測のばらつきがやや大きくなり、台湾から大陸方面に進む進路が目立つ一方で、東シナ海を北上するものもある状況です。

また、今回は台風の勢力が強いことから、中心が近づかない場合でも広範囲に影響が出ることが考えられます。今後の進路には要注意です。

まだかなり先の予測のため、シミュレーション結果には大きな不確実性があります。この誤差は日がたつにつれて縮小する見込みです。
最大10日先まで延長 台風進路予測Max(要ログイン)
世界各国の進路予想(要ログイン)

台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
 沖縄本島地方
  本島北部・中南部 2%
  慶良間・粟国諸島 2%
  久米島      2%
 宮古島地方     17%
 八重山地方
  石垣島地方    18%
  与那国島地方   6%

台風10号上陸の華南は300mm超の大雨

▼台風10号 7月5日(日)9時
 中心位置   華南
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北 10 km/h
 中心気圧   992 hPa
 最大風速   23 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s
台風10号の最新情報

台風10号(メイサーク)は5日(日)未明に中国大陸に上陸しました。台風を取り巻く活発な雨雲が通過したベトナムと国境を接する広西チワン族自治区では、多い所で24時間雨量が300mm以上の大雨となっています。

台風は次第に勢力を弱めるものの、南から湿った空気の流入が継続し、断続的に強い雨が降るため警戒が必要です。
中国・華南周辺の雨雲レーダーをアプリで見る中国・華南周辺の雨雲レーダー

本格的な台風シーズンの幕開け

平年の台風発生数

7月の台風発生数の平年値は3.7個で、一気に発生数が増える時期であることがわかります。本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。

なお今年は1月から7月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から7月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
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台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「バービー(Bavi)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の山の名前からとられています。

台風10号の名前「メイサーク(Maysak)」はカンボジアが提案した名称で、木の名前からとられています。
関連記事「台風の名前はどうやって決める?日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
レーダー 台風モードをアプリで見るレーダー 台風モード

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