「桜味」の正体は? 桜の花を食べると同じ味がするの?

2026-03-21 05:00 ウェザーニュース

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今年の春は気温が高めに推移しており、全国的に桜の開花も例年より早まると予想されています。

桜の季節になると、街では春限定の「桜味」のスイーツやドリンクが数多く登場し、店頭を彩ります。淡いピンク色や桜の香りは、可憐な花を思わせ、春らしい気分をいっそう盛り上げてくれます。
ウェザーニュースがアンケート調査で「桜味」について尋ねたところ、全体の8割近い78%の人が「好き」と回答しており、多くの人に親しまれていることがわかりました。

一方で、「桜味」とは実際にはどのような味なのか、不思議に感じたことがある人もいるのではないでしょうか。その正体について、専門家に話を聞きました。

春は”桜味”が溢れている

桜餅やチョコレートをはじめ、ケーキやドーナツ、アイスクリーム、パン、さらにはラテなどのドリンクまで、春になると桜味のさまざまな飲食物が店頭に並びます。春限定の商品も多く、この季節ならではの楽しみとして親しまれています。

ところで、桜味って何なのでしょうか。

もはや、桜味の食べ物や飲み物を口にしたことがない人はいないと思えるほどに、春の定番となっている桜味ですが、桜そのものを味わったことがある人はほとんどいないはずです。

桜の葉や花の塩漬けはありますが、それが桜味の正体なのでしょうか? それともサクランボの味?

「“桜味”の正体は、クマリンです」と、日本味覚協会代表の水野考貴さんは説明します。

桜味の正体は「クマリン」

クマリンとは聞き慣れない言葉です。

「クマリンとは、桜の葉に含まれる成分が変化して生成される芳香成分です。一番わかりやすいのが、桜の葉や花を塩漬けすると生成されます。

桜餅を食べるとき、ほんのり香る成分がクマリンです。私たちが “味”として認識しているものは、“甘い”“しょっぱい”という味覚だけでなく、香りなども含めて感じ取っています。クマリンの香りは、桜の風味を感じる元となっています」(水野さん)
生の桜の葉を食べたら桜味はするのでしょうか。

「残念ながら生の桜の葉や花では、いわゆる桜味はしません。『クマリン配糖体』というクマリンと糖が結合した形で存在するためです。桜の葉や花を塩漬けにしたり、粉砕して細胞外の酵素と反応させるとはじめてクマリンが生成されるのです。

ちなみに、サクランボ味=桜の実の味で、いわゆる桜味とは異なります。また、日本で食用とされているのはセイヨウミザクラなどの実で、花を観賞するソメイヨシノなどとは品種も異なります」(水野さん)

桜味で春の気分を楽しもう!

日本人は古来、桜を愛してきましたが、桜に対するイメージも桜味に影響しているといいます。

「人は味を感知するとき、味そのものだけではなく、目や耳から入る情報やイメージに大きく影響されます。

『桜味』というとき、春の幸せな気分を感じられる部分があって、桜味のスイーツやドリンクなどが“美味しい”ものになっているのではないでしょうか」(水野さん)

しばらくは暖かい日が続きます。桜がもたらしてくれる春の幸せ気分を思い切り味わいたいですね。

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