被災地とその他地域で“現地の今”の認識に違い 世代間で記憶のギャップ広がる
未曾有の被害をもたらした東日本大震災。東北地方太平洋沖地震の発生から、今年で15年を迎えます。 震災の教訓を後世に繋げるために様々な取り組みが進んでいますが、この15年で避難や備えなどの意識がどのように変化しているのでしょうか。
ウェザーニュースではその変化を把握し、今後の防災・減災に繋げていくために、毎年継続して調査を行っています。
今回は、2026年2月21日(土)から25日(水)に実施した「減災調査2026.03」(有効回答数:10,269人)の結果から、東日本大震災の被災状況や記憶、そして現在の被災地への認識についての回答を、5年前の調査結果と比較しながらまとめました。
こちらも読む「【震災15年調査】8割超がSNSのデマ・AIのフェイクの識別に不安 スマホが使えない時の代わりの連絡手段は?〜減災調査2026.03〜」
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今回は、2026年2月21日(土)から25日(水)に実施した「減災調査2026.03」(有効回答数:10,269人)の結果から、東日本大震災の被災状況や記憶、そして現在の被災地への認識についての回答を、5年前の調査結果と比較しながらまとめました。
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【当時の被害状況】直接被害はなくても約15%が「生活が一変」
【現地の今】被災地とその他地域で認識の違い、「よくわからない」が3割超
震災発生から15年経っての被災地の状況について伺ったところ、被災して今も同じ場所にいる方と、それ以外の方で、認識に大きな違いが生じていることがわかりました。
被災して今も同じ場所にいる当事者は、「震災前と同じ生活になっている」(44.8%)、「ほぼ、震災以前の生活に戻っている」(28.5%)と、7割以上が生活の再建を実感しています。しかし、「震災発生直後とあまり変わらない」と回答した人も17.1%にのぼります。
5年前の調査では、被害の大きかった地域にいた人の13%が「直後と変わっていない」と回答していましたが、15年が経過してもなお、復興の遅れを感じる人が一定数いる現状が浮き彫りになりました。
関連記事「震災10年実態調査〜東日本大震災から10年 減災調査2021まとめ〜」
被災して今も同じ場所にいる当事者は、「震災前と同じ生活になっている」(44.8%)、「ほぼ、震災以前の生活に戻っている」(28.5%)と、7割以上が生活の再建を実感しています。しかし、「震災発生直後とあまり変わらない」と回答した人も17.1%にのぼります。
5年前の調査では、被害の大きかった地域にいた人の13%が「直後と変わっていない」と回答していましたが、15年が経過してもなお、復興の遅れを感じる人が一定数いる現状が浮き彫りになりました。
関連記事「震災10年実態調査〜東日本大震災から10年 減災調査2021まとめ〜」
一方、それ以外の人(離れた場所へ移った人や、被災していない人など)は、「ほぼ、震災以前の生活に戻っている」が43.2%で最多でした。当事者の回答で最も多かった「震災前と同じ生活になっている」と明確に回答した人は7.2%にとどまっています。
また、被災して今も同じ場所にいる当事者と比較してみると、興味深い結果が見えてきました。「よくわからない」と回答した人が、当事者は5.5%にとどまった一方、それ以外の人は31.3%と大きなギャップがあることです。
15年という歳月が流れた現在、被災地の現状に対する関心そのものが薄れる「風化」が現われている様子が窺えます。
また、被災して今も同じ場所にいる当事者と比較してみると、興味深い結果が見えてきました。「よくわからない」と回答した人が、当事者は5.5%にとどまった一方、それ以外の人は31.3%と大きなギャップがあることです。
15年という歳月が流れた現在、被災地の現状に対する関心そのものが薄れる「風化」が現われている様子が窺えます。
【震災発生時の記憶】20歳未満の8割が「記憶なし」、世代交代による風化の懸念
東日本大震災の発生時の記憶について聞いたところ、全体では85.0%の人が「はっきりと覚えている」と回答し、社会全体としては未だ強烈な記憶として刻まれていることがわかります。
しかし、年代別に詳しく見ると、「ほとんど覚えていない」と答えた人(全体で4.2%、428人)のうち、約65%(280人)が「10代以下」に集中しています。10代以下の回答者(348人)だけで見ると、実に約80%(280人)が震災の記憶を持っていません。5年前の調査では「ほとんど覚えていない」と回答した割合は21%でしたので、そこから大幅に割合が増加した結果となりました。
5年前の調査でも、「年齢の若い層ほど記憶が薄れている」「今現在10歳未満の震災を経験していない子どもたちにとっては、記憶に残らないのも当然」と指摘されていました。当時10歳未満だった子どもたちが10代へと成長し、「実体験としての記憶を持たない世代」が社会の中で着実に増え続けています。
震災の教訓を後世に繋げるための教育や工夫が、今後一層必要であると再認識させられる結果となりました。
しかし、年代別に詳しく見ると、「ほとんど覚えていない」と答えた人(全体で4.2%、428人)のうち、約65%(280人)が「10代以下」に集中しています。10代以下の回答者(348人)だけで見ると、実に約80%(280人)が震災の記憶を持っていません。5年前の調査では「ほとんど覚えていない」と回答した割合は21%でしたので、そこから大幅に割合が増加した結果となりました。
5年前の調査でも、「年齢の若い層ほど記憶が薄れている」「今現在10歳未満の震災を経験していない子どもたちにとっては、記憶に残らないのも当然」と指摘されていました。当時10歳未満だった子どもたちが10代へと成長し、「実体験としての記憶を持たない世代」が社会の中で着実に増え続けています。
震災の教訓を後世に繋げるための教育や工夫が、今後一層必要であると再認識させられる結果となりました。
震災の教訓を今後の減災に活かす
今後、いつどこで災害が起こるのかわかりません。過去の震災の記憶がない世代が増える中、ご家庭や地域での伝承とともに、非常持ち出し袋の定期的なチェックや避難場所の確認など、いざという時のための日頃の備えが重要です。
ウェザーニュースでは、今後も過去の災害の教訓を伝え、次の防災・減災に繋げる取り組みを続けてまいります。
関連記事「非常用持ち出し袋のチェックリスト 避難の前に確認を」
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関連「防災減災ハンドブック」
天気アプリで災害に備える
「減災調査2026.03」(東日本大震災から15年)
対象:スマホアプリ「ウェザーニュース」利用者
期間:2026年2月21日〜25日
人数:10,269
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「減災調査2026.03」(東日本大震災から15年)
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期間:2026年2月21日〜25日
人数:10,269
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