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今月2度目の寒波 今日が前半のピーク 三連休にも強まるおそれ

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2025/02/19 06:55 ウェザーニュース

昨日18日(火)から24日(月)頃にかけて続く寒波は、今日19日(水)に前半のピークを迎えます。日本海側を中心に大雪となり、滋賀や三重などでも雪が強まり積雪となっています。

その後、寒波の終盤にあたる三連休には再び各地で雪が強まるおそれがあり、注意が必要です。

寒波は前回と同様に1週間近く継続

2月に入って2度目となる寒波が日本列島にやってきました。上空1500m付近の寒気の予想を見ると、少なくとも1週間ほどは平年よりも低い状態が続く見込みです。

前回の立春寒波に比べると、期間はほぼ同じくらいで、寒気の強さとしては九州などではやや弱く、東日本や北日本では同等くらいの予想になっています。

細かく見ると、寒波の序盤と終盤に2つのピークがみられ、今日19日(水)が最初のピーク、そして三連休中の23日(日)から24日(月)が2回目のピークになる見通しです。
» 寒気の流れ込み予想

中盤にかけては「山雪型」に近い降り方

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19日(水)は上空5500m付近で−39℃以下の強い寒気が北海道や東北地方を覆い、大雪の目安となる−36℃以下の寒気は北陸付近まで南下する予想となっています。

このため日本海側では雪雲が発達しやすく、東北から北陸、山陰の内陸部や山沿いでは局地的に1時間に5〜10cmの強い雪が降る見込みです。北陸の山沿いでは24時間で50cm以上の新たな雪の積もる可能性があります。

また、発達した雪雲は強い北西の風で太平洋側まで拡大する見込みです。滋賀県の広い範囲や岐阜県の美濃西部、三重県北部でも5〜10cmの積雪が予想されるため、名神高速ではきのう夕方から予防的通行止めが開始されました。東海道新幹線でも遅れなどの影響が懸念されます。

前回の寒波と比べると、雪雲のかかり方が「山雪型」に近く、新潟市などでは前回ほどの顕著な大雪にはならないものとみられます。
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三連休は西日本にも強い寒気

さらに一連の寒波の終盤になる23日(日)の天皇誕生日から24日(月)振替休日は、西日本の上空5500m付近を−36℃以下の寒気が通過する予想です。

強い寒気の影響でJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)周辺の活発な雪雲が近畿や中国地方にかかるため日本海側では積雪が急増し、一部の雪雲は日本海側に留まらず、関西エリアや山陽に拡大するおそれがあります。

寒波の最後で最も雪が強まることも考えられますので、三連休中に予定がある場合は今後の雪の情報や交通情報などをしっかりと確認するようにしてください。
» 大雪ピンポイント影響予測(要ログイン)