国内:日向灘の地震で震度5弱 昨年8月に近い震源

13日(月)21時19分頃、日向灘を震源とするマグニチュード6.6、深さ36kmと推定される地震が発生しました。この地震で宮崎県宮崎市、高鍋町、新富町で最大震度5弱、九州の広い範囲で震度4の揺れを観測しています。
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型です。沈み込むフィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生したと解析されています。
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型です。沈み込むフィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生したと解析されています。
昨年の地震よりわずかに北側の領域

日向灘では昨年8月にマグニチュード7.1の地震が発生しました。今回の地震の活動域は昨年よりもわずかに北側に分布していて、隣接する領域の破壊が起こったと考えられます。
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この地震では津波注意報が発表され、宮崎港や日南市油津で最大20cmの潮位変動を観測しました。昨年の地震の際は約50cmの津波が観測されており、地震の規模が小さかった分だけ津波も小さくなっています。
地震の発生後しばらくは活発な活動が続き、15日(水)未明にはマグニチュード5.4、最大震度4の余震が発生しました。16日(木)以降は活動が落ち着き、有感地震の回数は減少しています。
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地震の発生後しばらくは活発な活動が続き、15日(水)未明にはマグニチュード5.4、最大震度4の余震が発生しました。16日(木)以降は活動が落ち着き、有感地震の回数は減少しています。
南海トラフ地震臨時情報 巨大地震注意の発表はなし

速報の段階ではマグニチュードが6.9と解析されて南海トラフ地震臨時情報の検討基準に達したため、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開催し、南海トラフ巨大地震との関連があるかの調査が行われました。
解析の結果、地震の規模をより正確に把握できるモーメントマグニチュードは6.7に留まり、「巨大地震注意」の発表目安となる7.0に満たないことから、調査終了となっています。
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ただ、政府の地震調査研究推進本部は南海トラフ巨大地震の今後30年の発生確率を、「70〜80%」から「80%程度」に評価を改めました。昨年8月や今回の日向灘地震の発生とは関係がなく、時間の経過に伴って確率が増加したことを反映したものです。
いずれにせよ南海トラフ巨大地震の発生リスクは高い状態が続いていると考えられ、日頃からの備えは欠かせません。
解析の結果、地震の規模をより正確に把握できるモーメントマグニチュードは6.7に留まり、「巨大地震注意」の発表目安となる7.0に満たないことから、調査終了となっています。
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ただ、政府の地震調査研究推進本部は南海トラフ巨大地震の今後30年の発生確率を、「70〜80%」から「80%程度」に評価を改めました。昨年8月や今回の日向灘地震の発生とは関係がなく、時間の経過に伴って確率が増加したことを反映したものです。
いずれにせよ南海トラフ巨大地震の発生リスクは高い状態が続いていると考えられ、日頃からの備えは欠かせません。
世界:アイスランドでM5.2の地震 火山活動との関連懸念

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しました。最も大きな地震は前述の日向灘の地震で、地質調査所の解析のマグニチュードは6.8です。
日本時間の14日(火)夕方にアイスランドを震源とするマグニチュード5.2、深さ10kmと推定される地震が発生しました。
アイスランドでは島の南西部のレイキャネス半島付近での火山活動による地震が目立っていますが、今回の地震は島の中央に近いエリアで起きています。バルダルブンガ火山の活動に関係する可能性があり、航空カラーコードが黄色に引き上げられました。
アイスランドの当局によると、これだけ活発な地震活動が起きるのは2014年にホルフロインで噴火が発生して以来です。地下ではマグマの蓄積が進んでいて、噴火リスクが高まっているとみられています。現時点ではどのように推移するかの予測は難しいことから、注意深い監視が必要です。
日本時間の14日(火)夕方にアイスランドを震源とするマグニチュード5.2、深さ10kmと推定される地震が発生しました。
アイスランドでは島の南西部のレイキャネス半島付近での火山活動による地震が目立っていますが、今回の地震は島の中央に近いエリアで起きています。バルダルブンガ火山の活動に関係する可能性があり、航空カラーコードが黄色に引き上げられました。
アイスランドの当局によると、これだけ活発な地震活動が起きるのは2014年にホルフロインで噴火が発生して以来です。地下ではマグマの蓄積が進んでいて、噴火リスクが高まっているとみられています。現時点ではどのように推移するかの予測は難しいことから、注意深い監視が必要です。
出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。