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今夜は「ふたご座流星群」が見頃 流星の様子を生中継!

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2024/12/13 17:05 ウェザーニュース

12月13日(金)夜~14日(土)明け方に、三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が一番の見頃を迎えます。

ウェザーニュースでは、13日(金)21時〜ふたご座流星群の様子を生中継する特別番組をYouTube等で配信します。暖かい室内から流星を見たいという方は、ぜひ特別番組からお楽しみください。

※天気などの関係で、番組の放送日時は事前の告知なく変更になったり、放送自体が中止になる場合があります。予めご了承ください。

一晩中が観測チャンス 特に深夜が◎

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12月13日(金)21時頃 東の空(東京)
★極大予想 12月14日(土)10時頃
★母天体  ファエトン(小惑星)

三大流星群のひとつに数えられるふたご座流星群は、毎年安定して多くの流星が流れることが知られていて、北半球では年間でも最多クラスの流星が見られる流星群です。

流星群の流星は「放射点(※)」が地平線上に昇っている時間帯に流れますが、ふたご座流星群の放射点は夜の早い時間帯に地平線上に昇ってくるため、ほぼ一晩中が観測のチャンスとなります。放射点が天頂近くまで昇る深夜に最も数が多くなります。

今年は流星群の活動の極大が日本時間の14日(土)10時頃と予想されていて、12日(木)・13日(金)・14日(土)の三夜は多くの流星が期待できます。特に13日(金)夜~14日(土)明け方が一番の見頃です。

今年は15日(日)が満月のため月明かりの影響を大きく受けることになり、観測条件は良くありません。ただ、毎年安定して多くの流れ星が見られる流星群のため、十分に流星観測のチャンスはあります。

国立天文台によると、見晴らしが良く暗いところで1時間あたりに見える流星の数は、14日(土)3時~5時頃には約40個に達することが期待されるとのことです。

※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。

ふたご座流星群の特徴は?

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(1)毎年、多くの流星が出現
毎年同じ時期に、安定して多くの流星が出現する、当たり外れの少ない流星群といえます。極大日の夜には、およそ1分から2分で1つ流れ星が見える計算です。

(2)ほぼ一晩中観測が可能
流星群に属する流れ星は、放射点という天球上の一点から流れます。ふたご座流星群は、その名の通り冬に見頃を迎えるふたご座に放射点があるため、夜の早い時間に放射点が地上に昇ってきます。このため、活動期にはほぼ一晩中ふたご群の流星を観測することが可能です。

(3)極大日を過ぎると流星数は一気に減少
ふたご座流星群は、活動のピーク後に短時間で活動が一気に低下するという特徴があります。

年始に注目の流星群も!

「ふたご座流星群」のあとも見逃せない天体イベントが待っています。

1月3日夜には三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」の出現がピークとなります。お正月を彩る流星群で、次回の2025年1月3日夜は月明かりの邪魔がないため例年以上に好条件です。明け方に観測すれば、見られる数はふたご座流星群を上回る可能性もあります。
» ウェザーニュース 星空Ch.

出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/