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今週末の山の天気
日曜日は各地で晴れるも 関東から西の山岳は雷雨に注意

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2024/10/03 13:48 ウェザーニュース

今日10月3日(木)は、10(ト)、3(ザン)の語呂合わせで「登山の日」です。
10月に入り東日本の山々でも紅葉の色づきが進んでいます。紅葉を楽しみに登山計画を立てている方も多いのではないでしょうか。

この週末は、日曜日は高気圧に覆われて登山日和となるところがあるものの、東北南部から西では雨の可能性がある山域が多くなる見込みです。十分な情報収集と計画で安全に登山を行いましょう。
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【北海道】日曜日は広範囲で登山日和

◾️5日(土)
低気圧や湿った空気の影響を受けて、雲や霧がかかりやすく、北見山地や阿寒・知床などオホーツク海側ほど雨の可能性が高いと見ています。また、各地で強風による体感温度の低下にご注意ください。

◾️6日(日)
天気はゆっくり回復傾向で、高気圧圏内となるため広いエリアで登山日和となりそうです。朝は雲海が出現する可能性もありますが、旭岳では朝の最低気温が1℃と冷え込む予想です。

段々と紅葉の見頃エリアが山麓までおりてきており、高い山ではそろそろ紅葉シーズンも終盤です。寒さ対策をしてお出かけください。
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【東北】北部は日曜日がチャンス

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予想天気図
◾️5日(土)
湿った空気の影響を受けて、岩木山や八甲田山、鳥海山、月山など日本海側の山岳は雲や霧がかかりやすく、午前中ほど雨の可能性があります。また、風も強く吹くため、雨・風による体感温度の低下にご注意ください。ただ、天気は回復傾向です。

◾️6日(日)
高気圧の圏内となり、東北北部や日本海側の山岳では日差しが期待できそう。紅葉が始まっている岩木山・八甲田山・八幡平などでも秋山を楽しめそうです。

一方、栗駒山や蔵王、磐梯山、阿武隈山地など南部太平洋側の山岳では、高気圧に向かって吹く東寄りの風の影響で雲が広がりやすく弱い雨の可能性があります。天気の大きな崩れなさそうですが、お出かけの場合は雨対策を忘れずに行ってください。
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【東日本】日差しあるも 雨対策も忘れずに

◾️5日(土)
前線や湿った空気の影響を受けて、奥多摩や丹沢、南アルプス周辺など太平洋側の山岳ほど雲や霧がかかりやすく、雨が降る可能性があります。

紅葉が始まっている北アルプスや尾瀬、日光、白山など日本海に比較的近い山岳では、今のところ大きな崩れはない見込みですが、日本海からの湿った空気の影響が長引くと、午前中心に弱い雨が残る可能性があるため最新情報を確認してください。

◾️6日(日)
日差しが期待できますが、湿った空気が流れ込みやすく、午後は各地で急な雨や雷雨の可能性があります。特に関東周辺の山岳では午前中から雨が降り出す可能性もあるため、最新情報を確認し、雨への備えをしっかりと行ってください。

なお、3日(木)から4日(金)の大雨の影響で、中部山岳周辺では道路や登山道に影響が出ている可能性があります。お出かけ前に情報を確認してください。また、沢の増水にも十分に注意が必要です。
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【西日本】午後は天気急変に注意

◾️5日(土)
低気圧、前線が遠ざかり、天気の大きな崩れはなさそうです。ただ、近畿北部の山岳では午前中のうちは弱い雨が残る可能性があります。紀伊半島や四国山地、阿蘇山やくじゅう、霧島山など九州の山岳では午後は急な雨、雷雨の可能性があるため、雨への備えを万全にしてください。

◾️6日(日)
日差しが期待できますが、湿った空気が流れ込みやすく、午後は各地で急な雨や雷雨の可能性があります。早めの下山が安心です。
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登山に行く際に

<情報の確認>
山へ行く前日までだけでなく、当日の朝にも必ず最新の天気予報を確認するようにしてください。その際、「大気の状態が不安定」、「山沿いを中心に天気急変に注意」などが聞かれたら、中止・延期をする判断も必要です。

<出発時間>
雷は午後に多くなるため、なるべく朝早くに出発し、山頂へは昼前までに到着できるように計画して出発するのが基本です。

<雷への対処>
避難する場所が少ない山では、両足を揃えて膝を折り、上半身は前かがみで耳を塞ぐという姿勢で雷雨の通過を待つのが正しい対処法となります。木の根元で雨宿りをするのは危険です。

<雨・寒さ対策>
急な雨に見舞われ、衣服が濡れてしまうと、体感温度が一気に下がり低体温症になる危険性があります。レインコートなどの雨具やエマージェンシーシートを持参し、濡れても乾きやすい服を着ていくようにしてください。

登山を楽しむためには、山の気象リスクを把握することも大切ですが、自分の体力・技術などに見合った山を選び、しっかりと登山計画を立てるのが重要です。

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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ゆきまる😺さん