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スズメバチの活動ピーク! 秋のアウトドアで注意したい場所

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2024/09/21 05:00 ウェザーニュース

今夏も記録的な猛暑となり、9月に入ってもひどい暑さが続いています。猛暑の年には自治体や駆除業者などへのハチの巣についての相談が増えるといいます。

野山に出かける機会が増える秋は、スズメバチが攻撃的になる時期でもあります。ハチに注意したい場所や行動について紹介します。

秋にスズメバチが”凶暴”になる理由

秋はアウトドアや山歩きなどが楽しみですが、気をつけたいのがスズメバチの被害です。

「ハチは、日本の害虫被害で毎年約10〜20人もの死者を出しています。特に、秋にかけてのこの時期は、スズメバチが攻撃的になり危険なのです」と、⾍ケア⽤品最⼤⼿のアース製薬もその危険性を強調します。

なぜ、秋のスズメバチは危険なのでしょうか。

「秋はスズメバチの数も増え、スズメバチにも大切な時期だからです。

スズメバチは4〜5月に女王バチが単独で巣を作り、働きバチの数を少しずつ増やして8〜10月頃に巣が最も大きくなります。

特に9〜11⽉頃は、ハチの数も最盛期を迎えて1つの巣で1000匹を超えることもあるほどです。また、翌年⼥王となる⼥王バチが誕⽣する⼤切な時期でもあり、そのために働きバチは巣を守ろうとより攻撃的になるのです。

今年は暑くなるのが早かったため、スズメバチが活発になるのが早まった地域もあるようです。ですから例年より巣が大きくなっていることも考えられます。

スズメバチに刺される危険があるのは、スズメバチ自身が危険を感じたときです。自分たちの巣と女王、また自分自身を守るため攻撃的になります。ハチの巣やハチに対して、音や振動などの刺激を与えないよう注意が必要です」

スズメバチに注意したい場所とは

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スズメバチの被害にあわないために、どのようなところに注意が必要なのでしょうか。

「オオスズメバチは、主に土中、樹洞、倒木などに巣を作ることもあります。9〜10月には新女王となるハチの育成期間ですが、エサとなる虫が減り、オオスズメバチがほかのスズメバチの巣を襲うこともあります」

キイロスズメバチやコガタスズメバチは都市部にも比較的多く生息しています。

「キイロスズメバチは樹木の枝のほか、民家の軒下などにも巣を作ります。コガタスズメバチも樹木の枝や軒下に巣を作ります。

スズメバチ類は天井裏や床の下などに巣を作ることもありますので、家の周りで飛んでいる場合は、近くに巣を作っている可能性があります。

また、土の中や樹洞、まわりが枝や葉で覆われた空間など、気づきにくいところに巣がある可能性もあるため、キャンプ地での散策や山登りでは、道から離れて歩いたり、むやみに茂みや岩陰をつついたりしないようにしましょう」

もし、ハチの巣やハチを見つけたら、悲鳴を上げたり、手で払ったり、あわてて逃げるのは厳禁です。

「ハチは大きな音や激しい動きに敏感で、攻撃されたと感じてしまうからです。ハチを刺激しないよう、走らず、騒がず、静かにその場を離れてください」

服装などにも注意したいことがあるといいます。

「ハチは黒色に対して最も激しく反応し、攻撃的になります。山や森へ行く時は、黒色の服や靴、持ち物は避けて、攻撃性が低くなる白色や淡色の服を着用し、黒い髪を隠すために白っぽい帽子の着用をオススメします。また、素肌を露出しないよう、長袖の服を選びましょう。

香水や化粧品、整髪料などの人工的な香りに興奮するので、香りの強いものを身につけるのも控えましょう。

ジュースやお菓子などの食べ物にもよってきますので、放置しないように注意してください」

秋は自然と触れ合うのにも最適な季節です。スズメバチには十分に気をつけた上で行楽シーズンを楽しみましょう。

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