どちらも風を送る扇風機とサーキュレーターですが、役割がどう違うのか、説明できる人は少ないようです。
家庭における扇風機とサーキュレーターの正しい使い分けを、加湿器メーカーのアイリスオーヤマ株式会社に伺いました。
家庭における扇風機とサーキュレーターの正しい使い分けを、加湿器メーカーのアイリスオーヤマ株式会社に伺いました。
扇風機とサーキュレーターはどう違うのか
扇風機とサーキュレーターは、見た目が似ています。用途や機能はどう違うのでしょうか。
「用途の違いから見ていきましょう。扇風機は暑いときに人が涼むためのアイテムです。風を巻き起こして人の体に直接当てることを目的としています。サーキュレーターは、空気を循環させることを目的としています。人体に直接風を当てるアイテムではありません」(アイリスオーヤマ)
目的が違うので、機能も異なるのですね。
「そうです。扇風機の風が届く範囲は広く、風量は穏やかです。サーキュレーターは、狭い範囲で直線的に強い風を送れます。
ちなみに、両者の電気代はそれほど違いません。どちらも消費電力は20~30Wほどで、1時間あたり0.6~0.9円程度です」(アイリスオーヤマ)
「用途の違いから見ていきましょう。扇風機は暑いときに人が涼むためのアイテムです。風を巻き起こして人の体に直接当てることを目的としています。サーキュレーターは、空気を循環させることを目的としています。人体に直接風を当てるアイテムではありません」(アイリスオーヤマ)
目的が違うので、機能も異なるのですね。
「そうです。扇風機の風が届く範囲は広く、風量は穏やかです。サーキュレーターは、狭い範囲で直線的に強い風を送れます。
ちなみに、両者の電気代はそれほど違いません。どちらも消費電力は20~30Wほどで、1時間あたり0.6~0.9円程度です」(アイリスオーヤマ)
サーキュレーターの効果的な使い方
サーキュレーターは、どう使えばいいのでしょうか。目的別に教えてもらいました。
「換気をしたいときは、窓に向けて使ってください。サーキュレーターは後ろから空気を取り込んで前へ送り出すので、部屋のこもった空気を一気に外へ排出できます。
冷房と併用するときは、エアコンに背を向けて置き、床と並行に風を送るように使います。
冷たい空気は下に溜まる性質があるので、エアコンに背を向けてサーキュレーターを設置すると、床に溜まった冷気が効率よく循環します。同じ方法でサーキュレーターを上に向けると、ロフトに冷気を送ることもできます。
サーキュレーターは、夏季のゲリラ豪雨などで仕方なく行う部屋干しにも有効です。
首振り機能を使って洗濯物にまんべんなく風を当てると、洗濯物の水分が逃げやすくなります。換気扇や除湿機を併用すると、より効果的です」(アイリスオーヤマ)
「換気をしたいときは、窓に向けて使ってください。サーキュレーターは後ろから空気を取り込んで前へ送り出すので、部屋のこもった空気を一気に外へ排出できます。
冷房と併用するときは、エアコンに背を向けて置き、床と並行に風を送るように使います。
冷たい空気は下に溜まる性質があるので、エアコンに背を向けてサーキュレーターを設置すると、床に溜まった冷気が効率よく循環します。同じ方法でサーキュレーターを上に向けると、ロフトに冷気を送ることもできます。
サーキュレーターは、夏季のゲリラ豪雨などで仕方なく行う部屋干しにも有効です。
首振り機能を使って洗濯物にまんべんなく風を当てると、洗濯物の水分が逃げやすくなります。換気扇や除湿機を併用すると、より効果的です」(アイリスオーヤマ)
扇風機はひと工夫して使うのが上級者!
扇風機の使い方にもコツがあるのでしょうか。
「エアコンがなく扇風機だけの場合は、外気温によって置き方を変えましょう。その際、窓を開けて使用するのがコツです。
室内より外が暑いときは、扇風機を窓の近くに置いて外へ向かって風を送ります。こうすると外の熱気が室内に入らず、涼しさが感じられます。室内が外より暑いときは、開けた窓際に扇風機を置き、室内に向けて風を送りましょう。外の風を取り入れて、室内が涼しく感じられます。
扇風機の前に氷を置く方法も効果的です。氷が溶けるときは気化熱によって周りの空気が冷やされ、それが扇風機で送られるので涼しく感じられます。洗面器やバケツに氷を置く以外に、凍らせたペットボトルを置く方法もあります」(アイリスオーヤマ)
扇風機とサーキュレーターは、見た目は似ていても、用途や機能が違うのですね。上手に使い分けて、夏の暑さや湿気に賢く対応しましょう。
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「エアコンがなく扇風機だけの場合は、外気温によって置き方を変えましょう。その際、窓を開けて使用するのがコツです。
室内より外が暑いときは、扇風機を窓の近くに置いて外へ向かって風を送ります。こうすると外の熱気が室内に入らず、涼しさが感じられます。室内が外より暑いときは、開けた窓際に扇風機を置き、室内に向けて風を送りましょう。外の風を取り入れて、室内が涼しく感じられます。
扇風機の前に氷を置く方法も効果的です。氷が溶けるときは気化熱によって周りの空気が冷やされ、それが扇風機で送られるので涼しく感じられます。洗面器やバケツに氷を置く以外に、凍らせたペットボトルを置く方法もあります」(アイリスオーヤマ)
扇風機とサーキュレーターは、見た目は似ていても、用途や機能が違うのですね。上手に使い分けて、夏の暑さや湿気に賢く対応しましょう。
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