Climate Stripesの目的や意義とは?
Climate Stripesは「気候ストライプ」と訳すことができ、気温を表した縞模様のことです。世界各国各地の過去、百数十年間の気温の変化を色で表していて、地球温暖化を視覚的に訴えています。
Climate Stripesは2018年に発表されました。考案者はイギリスのレディング大学教授で気候科学者のエド・ホーキンスさんです。江守さん同様に彼もIPCC(気候変動に関する政府間パネル) 第6次評価報告書(AR6)の主執筆者です。
※「Climate Stripes」のHPはこちら=https://showyourstripes.info/l
たとえば「STRIPES(ストライプ)」の項目を選んで、「WARMING STRIPES(ウォーミングストライプ)」をクリックします。
それで、地域をアジア、国を日本、場所を東京にして、「ラベル付きストライプ」をクリックすると、1850年から2023年までの「気温の縞模様」が表示されます。
Climate Stripesは2018年に発表されました。考案者はイギリスのレディング大学教授で気候科学者のエド・ホーキンスさんです。江守さん同様に彼もIPCC(気候変動に関する政府間パネル) 第6次評価報告書(AR6)の主執筆者です。
※「Climate Stripes」のHPはこちら=https://showyourstripes.info/l
たとえば「STRIPES(ストライプ)」の項目を選んで、「WARMING STRIPES(ウォーミングストライプ)」をクリックします。
それで、地域をアジア、国を日本、場所を東京にして、「ラベル付きストライプ」をクリックすると、1850年から2023年までの「気温の縞模様」が表示されます。
その年の年間平均気温が平年より低ければ青色、平年より高ければ赤色で示されています。
「近年、急激に赤色になっているのは、過去の自然の変動の幅を大きく超えた温暖化傾向が近年生じていることを示しています。IPCCの報告書によれば、この温暖化傾向の主な原因が人間活動であることは疑う余地がありません」(江守さん)
濃くて暗い赤色は、平年よりもよりいっそう高い年間平均気温を表しますが、近年はもともと用意していた赤色の種類を超えた高い気温が出現していて、適切な赤色を用意できないことも起きています。
特に2023年は世界的に記録的な高気温だったため、新しい色を考える必要が出てきたといいます。
Climate Stripesでは、具体的な気温の数字はわかりませんが、赤色や青色などの色を使って、地球が温暖化してきていることを視覚的、感覚的につかむことができます。
「このストライプを見かけると、地球温暖化や気候変動のことを思い出すでしょう。そして、誰かと話してみよう、話題にしてみようと思う人もいるでしょう。そのこと自体に意味がありますし、とても大切なことです」と江守さんは話します。
「近年、急激に赤色になっているのは、過去の自然の変動の幅を大きく超えた温暖化傾向が近年生じていることを示しています。IPCCの報告書によれば、この温暖化傾向の主な原因が人間活動であることは疑う余地がありません」(江守さん)
濃くて暗い赤色は、平年よりもよりいっそう高い年間平均気温を表しますが、近年はもともと用意していた赤色の種類を超えた高い気温が出現していて、適切な赤色を用意できないことも起きています。
特に2023年は世界的に記録的な高気温だったため、新しい色を考える必要が出てきたといいます。
Climate Stripesでは、具体的な気温の数字はわかりませんが、赤色や青色などの色を使って、地球が温暖化してきていることを視覚的、感覚的につかむことができます。
「このストライプを見かけると、地球温暖化や気候変動のことを思い出すでしょう。そして、誰かと話してみよう、話題にしてみようと思う人もいるでしょう。そのこと自体に意味がありますし、とても大切なことです」と江守さんは話します。
コンサート会場やファッションショーにも…、広がるClimate Stripes
Climate Stripesは、世界中のさまざまな場所で見ることができます。
たとえば、コンサート会場、マラソン会場、自動車ショー、ファッションショー……。
コンサート会場ではステージにClimate Stripesがデザインされ、マラソン会場ではClimate StripesがデザインされたTシャツ姿の選手たちが走り、自動車ショーではClimate Stripesがデザインされた自動車が登場し、ファッションショーではClimate Stripesがデザインされた服を着ているといった具合です。
たとえば、コンサート会場、マラソン会場、自動車ショー、ファッションショー……。
コンサート会場ではステージにClimate Stripesがデザインされ、マラソン会場ではClimate StripesがデザインされたTシャツ姿の選手たちが走り、自動車ショーではClimate Stripesがデザインされた自動車が登場し、ファッションショーではClimate Stripesがデザインされた服を着ているといった具合です。
「6月21日のShow Your Stripes Dayには、多くの人や機関が自分の地域のClimate StripesをSNSなどに投稿し、世界各地のモニュメントなどにはClimate Stripesが表示されました」(江守さん)
Climate Stripesを使えば、ざっくりと世界各国各地の100年以上にわたる気温の変化を確認することができます。
日本では東京のほか、札幌、仙台、新潟、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、岡山、福岡、鹿児島などの都市の気温の変化を見ることができます。
「100年くらい前の1920年はこんなに青いのに、今は赤い! しかも濃い! それだけ暑くなっているんだね」などと、家族や友人と話題にしてみてほしいですね。
地球温暖化や気候変動に関心を持つきっかけとして、Climate Stripesに注目してみてはいかがでしょうか。
ウェザーニュースでは、気象情報会社の立場から地球温暖化対策に取り組むとともに、さまざまな情報をわかりやすく解説し、皆さんと一緒に地球の未来を考えていきます。まずは気候変動について知るところから、一緒に取り組んでいきましょう。
» 特集 ウェザーニュースと考える地球の未来
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出典・参考
「Climate Stripes」(https://showyourstripes.info/l)
Climate Stripesを使えば、ざっくりと世界各国各地の100年以上にわたる気温の変化を確認することができます。
日本では東京のほか、札幌、仙台、新潟、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、岡山、福岡、鹿児島などの都市の気温の変化を見ることができます。
「100年くらい前の1920年はこんなに青いのに、今は赤い! しかも濃い! それだけ暑くなっているんだね」などと、家族や友人と話題にしてみてほしいですね。
地球温暖化や気候変動に関心を持つきっかけとして、Climate Stripesに注目してみてはいかがでしょうか。
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出典・参考
「Climate Stripes」(https://showyourstripes.info/l)