facebook line x mail

満月「ワームムーン」が夜空に昇る

top

2024/03/25 18:59 ウェザーニュース

今日25日(月)のお月様は満月です。3月の満月はアメリカの農事暦で「ワームムーン」とも呼ばれます。

月の出を迎えた北海道では穏やかな天気となり、見えているところが多くなっています。夜は冷え込むため、暖かくして満月観測をお楽しみください。
〔写真〕各地から届いたワームムーン

ライブカメラでお月見を♪

ウェザーニュースでは今夜、満月の様子を生中継でお届けします。広範囲ですっきりしない天気ですが、北海道は晴れる予想ということで、北海道なよろ市立天文台からのライブカメラ映像で屋内からゆっくりお月見をお楽しみください。
» 満月ライブカメラ 北海道名寄市より

3月の満月、英語で”Worm Moon”

box1
農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦（The Old Farmer's Almanac）によると、暖かくなって地面からミミズ（Earthworm）が出てくるころ、またはカブトムシの幼虫（Worm）が木から出てくるころという意味で、3月の満月を「ワームムーン（Worm Moon／イモムシ月）」と呼ぶようです。
» アプリ お天気ニュース記事一覧» お天気ニュース記事一覧

満月とは

box4
太陽、月、地球の位置関係
満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差（黄経差）が0度の瞬間が朔（新月）、90度の瞬間が上弦（半月）、180度の瞬間が望（満月）、270度の瞬間が下弦（半月）と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間（太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間）を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
» 天文・星空情報

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿） ろっかさん

参考資料など

The Old Farmers' Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/