2016年の記録を更新
コペルニクス気候変動サービスの最新の気候速報によると、2月の世界の平均気温は13.54℃で、産業革命前の基準期間である1850年から1900年の平均気温に比べて1.77℃高くなりました。これまで2月として最も高かった2016年を0.12℃上回る過去最高です。
去年6月以降、毎月のように過去最高の気温を更新していて、この2月で9ヶ月連続となります。また、過去12ヶ月の平均気温も史上最高を記録しました。
エルニーニョ現象は弱まりつつあるものの海面水温は記録的な高さが続いていることと、継続的な温暖化が大きな要因としています。
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去年6月以降、毎月のように過去最高の気温を更新していて、この2月で9ヶ月連続となります。また、過去12ヶ月の平均気温も史上最高を記録しました。
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海面水温は1年を通して過去最高に
極地域を除く北緯60度〜南緯60度の範囲の平均海面水温は21.06℃で、これまでに最も高かった2023年8月の20.98℃を上回りました。
特に水温の上昇が目立っているのは大西洋やインド洋で、広い範囲が過去最高水準に達しています。エルニーニョ現象が継続している太平洋赤道域の東部も平年よりは高めですが、1998年2月や2016年2月ほどにはなっていません。
日別の海面水温の動向を見ても、去年の5月以降は過去最高水準が継続していて、こうした状況はすぐには解消しないとみられます。
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特に水温の上昇が目立っているのは大西洋やインド洋で、広い範囲が過去最高水準に達しています。エルニーニョ現象が継続している太平洋赤道域の東部も平年よりは高めですが、1998年2月や2016年2月ほどにはなっていません。
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