週刊地震情報 2026.11.8 静岡県西部震源の地震では初の震度5強

ウェザーニュース

シェアする

x_shareline_share
copy_share

リンクをコピーしました

ウェザーニュース
この1週間に国内で観測された有感地震の回数は、前週よりも少なくなりました。

関東周辺での地震が目立っています。震度3以上の地震は4回発生し、静岡県西部の地震では最大震度5強を観測しました。(11月2日〜8日10時の集計)
地震情報一覧地震情報一覧

国内:静岡県西部でM5.7 最大震度5強を観測

静岡県西部の地震

8日(日)1時04分頃、静岡県西部を震源とするマグニチュード5.7、深さ41kmと推定される地震が発生しました。この地震で愛知県知多市で最大震度5強、愛知県瀬戸市、半田市、刈谷市、豊田市、東海市、みよし市、新城市、静岡県浜松市浜名区、岐阜県恵那市、長野県売木村で震度5弱の強い揺れを観測しています。

静岡県西部を震源とする地震で震度5強以上を観測するのは初めてで、マグニチュード5以上の地震が起きるのは2020年9月以来6年ぶりです。地震のメカニズムは東北東―西南西方向に張力軸を持つ型で、フィリピン海プレート内部で発生した地震と解析されています。

南海トラフとの関係が懸念されるエリアですが、今回の地震はプレート内部で起きたもので、想定されるプレート境界型の巨大地震とは違うメカニズムです。

静岡県西部に知られている活断層はないものの、マグニチュード5クラスの地震は時々起きていて、1983年には今回の震源のやや南西でマグニチュード5.7の地震が発生しました。当時は震度計が少なかったため、最大震度は名古屋市千種区の震度4に留まっています。今回も名古屋市は震度4ですので、当時も震源近くでは震度5弱〜5強の揺れがあったと考えられます。

また、県境を越えた愛知県東部では1686年にマグニチュード7前後の地震が起きた記録も残っています。
静岡県西部で震度5強の地震 各地の震度

国内:関東東方沖でM6.1 広い範囲で揺れ

関東東方沖の地震

6日(金)19時39分頃、関東東方沖を震源とするマグニチュード6.1、深さ47kmと推定される地震が発生しました。この地震で茨城県日立市、ひたちなか市、福島県福島市、郡山市、白河市、宮城県名取市、石巻市などで最大震度3を観測しています。

関東東方沖を震源とする地震で震度3以上を観測するのは2008年以来18年ぶりです。地震のメカニズムは北東ー南西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。

今回の震源は太平洋プレートと陸のプレートの境界に近い所で発生しました。震源の深さが47kmと若干深めであることから、太平洋プレート内部で起きた地震とみられます。

このため、震度分布は震源よりも北の地域で揺れの強い傾向がみられ、やや不明瞭ながらも異常震域となっています。
関東東方沖で震度3の地震 各地の震度

過去には大きな地震が起きた領域

関東東方沖 M6.5以上の地震

関東東方沖はマグニチュード6以上の地震が時々起きていて、直近では2016年のマグニチュード6.7の地震が発生しました。

1953年には「房総沖地震」と呼ばれるマグニチュード7.4の地震があり、千葉県館山市と東京都三宅村で最大震度5(当時の震度階級)の強い揺れを観測しています。

また、歴史資料では1677年に「延宝房総沖地震」と呼ばれるマグニチュード8クラスの地震の記録が残っていて、津波による大きな被害があったとされています。地震が頻発するエリアではないとはいえ、油断はできません。

国内:千葉県北東部でまた地震

千葉県北東部の地震

3日(火)14時40分頃、千葉県北東部を震源とするマグニチュード4.8、深さ51kmと推定される地震が発生しました。この地震で千葉県東金市、旭市、匝瑳市、山武市などで最大震度3の揺れを観測しています。

地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

千葉県北東部では10月29日(木)にマグニチュード5.5、最大震度5弱の地震が発生しました。今回の震源はそのすぐ西側で、深さやメカニズムも同じことから、同じタイプの地震とみられます。
千葉県北東部で震度3の地震 各地の震度

国内:相模湾で深発地震

相模湾の地震

6日(金)9時06分頃、相模湾を震源とするマグニチュード3.7、深さ144kmと推定される地震が発生しました。この地震で東京都千代田区、練馬区、千葉県市原市、埼玉県狭山市で震度1を観測しました。

相模湾を震源とする有感地震は2021年7月以来、約5年ぶりです。

相模湾の地震というと、相模トラフの活動による巨大地震が思い浮かびます。こちらは沈み込むフィリピン海プレートと陸のプレート境界で発生する震源が浅いタイプで、関東大震災を引き起こした1923年9月1日の地震が代表的です。

一方で、今回の様な深発地震は太平洋プレートの沈み込みが関連しています。1995年にはマグニチュード5.2の地震が発生し、最大震度4を観測しました。
相模湾で震度1の地震 各地の震度

世界:南太平洋でM6.1の深発地震

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。最も大きな地震は南太平洋のフィジー近海と関東東方沖で発生したマグニチュード6.1です。

日本時間の6日(金)未明に南太平洋のフィジー近海を震源とするマグニチュード6.1、深さ約535kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。

フィジー周辺は太平洋プレートとオーストラリアプレートが複雑に入り組む領域で、今回のような深発地震と浅い震源の地震がともに多く発生します。

周辺では規模の大きな深発地震がしばしば起きていて、最近では2025年にマグニチュード7.5の地震が発生しました。2018年にはマグニチュード8.2の深発地震としては最大級の地震も起きています。

出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

シェアする

x_shareline_share
copy_share

リンクをコピーしました

お天気ニュース

各エリアの天気予報

アクセスランキング

アメダスランキング

気温

降水量

風

降雪量

湿度

  • 順位

    地点

    観測値

    ()

    ()

    ()

お天気ニュース

ウェザーニュース公式SNS

  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_facebook.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_x.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_line.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_youtube.svg
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_insta.webp
  • https://gvs.weathernews.jp/onebox/img/sns_tiktok.svg