★2026年11月の天体イベント★ 月と惑星に注目!2つの流星群も観測チャンス

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11月も土星が引き続き見頃です。明け方の空では水星も見頃となり、金星が最大光度を迎えます。深夜から明け方には火星と木星も見ることができ、月や惑星同士の接近もあるため注目です。また、「おうし座流星群」や「しし座流星群」が出現ピークを迎えます。

季節が進み夜は冷えるようになってきますので、暖かい服装で天体観測をお楽しみください。

月と火星・木星が接近

11月は「火星」と「木星」の昇る時間が前月より早くなり、深夜には東の空に昇り、明け方には南東から南の空高くで見ることができます。明るさは火星が0.8等から0.5等、木星がマイナス2.0等からマイナス2.2等で、夜空の中でも目を引きそうです。

火星と木星はしし座のあたりにあり、しし座の1等星「レグルス」も近くで輝きます。

11月3日(火)の未明から明け方には、月が火星と木星に接近します。月は火星と木星の間に位置し、明け方にかけて段々と木星に寄っていくため、位置関係にも注目です。

▼昇る時刻(東京)
2日(月) 木星 23:57 火星 23:31 月 23:40

火星と木星が大接近

11月中旬にかけて火星と木星は段々と近づき、15日(日)深夜から16日(月)明け方に最接近します。明るい2つの惑星が寄り添う姿は、夜空の中でも目を引きそうです。

太陽系の惑星は、太陽からの距離に応じて太陽の周りを公転する速度が異なることもあって、地球から見ると空での惑星ごとの動きが違って見えます。

火星と木星が最接近するまでは、火星の方が早く空に昇って見えますが、最接近した後は段々と木星の方が空に昇る時刻が早くなってきます。

▼昇る時刻(東京)
15日(日) 木星 23:13 火星 23:10
18日(水) 木星 23:02 火星 23:04

再び月と火星・木星が接近

11月30日(月)深夜から12月1日(火)明け方に、再び月が火星と木星に接近します。11月3日(火)の接近から、火星と木星の位置関係は逆転して見えることにも注目です。

火星と木星の近くでは、しし座の1等星「レグルス」も輝き、4つの天体が集まる様子を楽しめます。

▼昇る時刻(東京)
30日(月) 木星 22:18 火星 22:41 月 22:39

おうし座流星群が極大

11月上旬から中旬にかけて「おうし座流星群」が出現します。おうし座流星群には「北群」と「南群」の2つがあります。

今年は6日(金)頃に南群が、13日(金)頃に北群が活動の極大を迎える予想です。ただ、活動のピークは非常になだらかなため、出現期間中で天気の良い日に夜空を見上げてみてください。出現は小規模ですが、火球の割合が高い流星群のため、明るい流星を見ることができるかもしれません。

放射点(※)のあるおうし座は18時頃(東京)から東の空に昇りはじめ、夜が更けると共に空の高くに昇ってきます。

※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。

細い月と金星が接近 月末には金星が最大光度に

11月からは日の出前の東の空で「明けの明星」の「金星」が輝くようになります。金星の明るさは11月1日(日)でマイナス4.2等ありますが、段々と明るさは増していき、30日(月)にはマイナス4.9等の最大光度を迎えます。

7日(土)には、細い月と金星が接近します。地球照を伴った幻想的な細い月と、非常に明るい金星の共演は目を引く美しさです。日の出1時間前では高度が10度もなく空の低い位置に見えるため、東南東の方角が開けた場所からお楽しみください。

金星は地球の内側を公転する内惑星で、地球から見ると太陽に照らされる面が変化していくため、満ち欠けして見えます。この頃の金星を望遠鏡で見てみると、三日月のような細くて欠けた姿に見えます。

水星は西方最大離角で見頃に 水星と金星の接近も

11月21日(土)に「水星」が太陽から最も離れて「西方最大離角(※)」を迎えます。明け方に普段よりも空の高い位置に昇るため、観測チャンスです。11月中頃から月末の頃にかけては、日の出30分前の水星の高度が10度を超えて見やすくなります。

水星から目線を右上に向けると、非常に明るい金星の姿を見つけることができます。11月14日(土)の日の出前には、水星と金星が最接近するため注目です。空の低い位置に見えるため、東南東の方角が開けた場所からお楽しみください。

▼昇る時刻(東京)
14日(土) 水星 4:53 金星 3:59 太陽 6:15
21日(土) 水星 4:44 金星 3:34 太陽 6:22

(※)西方最大離角
地球から見て水星が太陽から西側に最も離れる現象のことです。
地球の内側を公転する水星は、見かけ上では太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の低空か、日の出前の東の低空にしか見えません。太陽から最も離れる最大離角の際は、普段よりも空高くに昇るため観測チャンスとなります。

しし座流星群が極大

11月18日(水)8時頃に「しし座流星群」が活動の極大を迎えます。一番の見頃は18日(水)未明から明け方です。

しし座流星群は、約33年ごとに流星嵐のチャンスがあるとされている流星群です。1999年や2001年の大出現が有名な流星群ですが、近年の出現数は少ない傾向にあります。

今回は一番の見頃の時間帯に月が沈んでいるため、月明かりの影響がない好条件で流星観測を楽しめます。国立天文台によると、流星の数はピーク時で1時間あたり5個程度とのことです。

放射点のあるしし座は、日付が変わる頃から空に昇りはじめます(東京)。

月と土星が接近

11月も引き続き「土星」が見頃です。空が暗くなる頃には南東の空高くに見えて、未明に西の空に沈んでいきます。土星の明るさは0.5等から0.6等です。

20日(金)夜から21日(土)未明には、月と土星が接近します。24日(火)に満月となる明るい月と土星の共演をお楽しみください。

▼沈む時刻(東京)
21日(土) 土星 2:22 月 2:14

11月の満月、英語で“Beaver Moon”

11月の月は、24日(火)23時54分頃に満月の瞬間を迎えます。

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは11月の満月を「ビーバームーン(Beaver Moon/ビーバー月)」と呼ぶようです。

11月は、ネイティブアメリカンがビーバーを捕まえるワナを仕掛ける時期という説と、ビーバーが冬のためのダム作りを始める時期という2つの説から、この名前がつけられたとか。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。

出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
The Old Farmers' Almanac

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