台風30号 北東に転向する計算結果増加 高気圧の勢力予想に変化

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大型で非常に強い勢力の台風30号(チャンパー)は、フィリピンの東の海上を西北西に進んでいます。

最新のコンピュータ・シミュレーションの計算では、沖縄の南に達した後に北へ進路を変え、東シナ海を北上する結果が増加傾向です。

従来の物理モデルも北上が増える

この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、沖縄の南に達するまでは概ね揃っていることがわかります。その後は台湾〜中国大陸に進むものと、東シナ海を北上するものに分かれていて、昨日までに比べ北上する結果が増加傾向です。

AI技術が活かされたシミュレーション(水色)では、北上する計算結果が大半を占めています。昨日は大部分が西進を計算していた従来型の物理モデル(オレンジ色)も北上するものが増えてきました。

気象庁発表の予報円も今日になって変化がみられ、東シナ海に進む予想になっています。
最大10日先まで延長 台風進路予測Max(要ログイン)

高気圧の勢力の予測が大きく影響

台風30号の進路に最も大きな影響を与えるのが、日本の南の海上にある高気圧です。

高気圧の勢力の予測は不確実性が大きい傾向があります。さらに台風の強さによっても変わるため、予測が変わりやすく、それとともに台風の進路も変化することになります。

代表的な物理モデルである気象庁GSMの18日21時起点の計算では、高気圧の勢力が中国大陸まで広がっていたのに対し、20日9時起点の計算では、東シナ海へ後退傾向となりました。こうした計算の変化が、進路の傾向の変化につながったと考えられます。

高気圧以外にも、上空の気圧の谷の位置や深さなども進路に関わってくるため、まだどちらになるかは断定できません。

この誤差は日がたつにつれて縮小する見込みですので、最新の台風情報を随時ご確認ください。

世界各国の進路予想(要ログイン)

最大10日先の独自予測を確認「進路予測Max」

「進路予測Max」では、最大10日先までの台風進路を確認できます。台風の中心が進む確率の高いエリアを、10%刻みで表示します。

ウェザーニューズ独自の気象予測モデルを採用し、独自に収集した観測データや各国の気象モデルを活用。従来の最大5日先から10日先まで予測期間を延長し、より精度の高い台風進路予測を目指しています。早めの備えや予定の見直しにお役立てください。

今後も気象災害による被害の軽減に向けて予報精度の向上に努め、信頼される気象情報の提供を目指してまいります。
進路予測Max最大10日先まで延長 進路確率も

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