水害から命を守るには? 大雨で危険が高まる前に取るべき行動

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台風25号(ドゥージェン)は小笠原諸島近海を通過し、週明け21日(月・祝)から22日(火・祝)に関東地方に接近する見込みです。関東では大雨や強風、沿岸部では高波に警戒が必要です。

大雨による河川の氾濫や低い土地の浸水、土砂災害などから命を守るためには、危険が高まる前に避難を始めることが重要です。

雨が強まって道路が冠水したり、河川が増水したりしてからでは、避難そのものが危険になることがあります。

では、いつ避難を始めればよいのでしょうか。その判断の目安となるのが、災害の危険度や取るべき行動を5段階で示す「警戒レベル」です。

大雨が予想される時に迷わず行動できるよう、「警戒レベル」の意味と、自宅周辺の災害リスク、取るべき避難行動についてまとめました。

災害に関する「警戒レベル」の意味

大雨による災害から身を守るためには、まず5段階の災害に関する「警戒レベル」の意味を理解しておくことが必要です。

2026年5月29日からは防災気象情報が新しくなり、災害の危険度をより分かりやすく伝えるため、警戒レベルとの対応が明確になりました。

警戒レベル1〜2は気象庁が発表する早期注意情報やレベル2注意報などを参考に、災害への心構えを高め、自らの避難行動を確認する段階です。

警戒レベル3~5では、市区町村が発令する避難情報を確認します。警戒レベル3「高齢者等避難」では、危険な場所にいる高齢者や障害のある人など、避難に時間のかかる人が避難を開始します。警戒レベル4「避難指示」では、危険な場所にいる人は全員避難します。

つまり、警戒レベル4までに危険な場所から避難を終えなければなりません。

また、気象庁などからレベル3警報(大雨警報、氾濫警報など)やレベル4危険警報(大雨危険警報、氾濫危険警報など)といった防災気象情報が発表された場合も、避難を判断する目安になります。

警戒レベル5「緊急安全確保」は、すでに災害が発生または切迫し、命の危険が迫っている段階です。警戒レベル5は必ず発令されるものではないため、レベル5を待たず、警戒レベル4までに避難を終えることが重要です。

ハザードマップと避難行動判定フローを確認しておく

台風・豪雨などによる災害から命を守るためには、事前の備えと、危険が高まる前の早めの判断が重要です。平時からハザードマップと避難行動判定フローで、自宅の災害リスクと取るべき行動を確認しておきましょう。

ハザードマップは浸水や土砂災害が発生する恐れの高い区域を着色した地図です。

まずはハザードマップで自分の家の位置を確認し、印を付けましょう。色が塗られていれば災害の危険があるので、原則として災害リスクのある区域の外など、安全な場所へ移動する「立退き避難」が必要です。

家屋がある場所に色がついていなくとも、災害が起こる可能性があります。周りと比べて低い土地や崖のそばなどに家屋があれば、気象庁や市区町村からの情報を参考に必要に応じて避難してください。

ただし、浸水の危険区域であっても例外として、家屋倒壊等氾濫想定区域に入っておらず、浸水する深さよりも高い場所に居室があり、さらに水が引くまで過ごせるだけの水・食料などの備えが十分にある場合には、自宅に留まり安全を確保する「屋内安全確保」も可能です。
ハザードマップで自分の家の位置に色が塗られていたら、次に避難にかかる時間を確認します。

自身または一緒に避難する人の避難に時間がかかる場合は、警戒レベル3の「高齢者等避難」が発令された段階で避難を開始します。安全な場所に住んでいる親戚・知人宅を避難先にできる場合は、そちらへ避難しましょう。そうでなければ、市区町村の「指定緊急避難場所」に避難してください。

避難に時間がかからない場合は、これと同様の行動を警戒レベル4「避難指示」の段階で行うようにしてください。

警戒レベル5「緊急安全確保」は、すでに災害が発生または切迫し、命が危険な状況です。避難場所への移動がかえって危険な場合は、無理に移動せず、その時点でいる場所よりも少しでも安全な場所へ移動するなど、直ちに身の安全を確保してください。

例えば、建物の中で斜面や崖からなるべく離れた部屋や、浸水が想定される高さより上の階へ移動するなど、少しでも安全な場所で命を守る行動を取りましょう。

「非常用持ち出し袋」や「家族との安否確認手段」の確認も

避難が必要になったときに備え、事前に貴重品や衣類、非常用食品などを非常用持ち出し袋に入れて、すぐに持ち出せるようにしておきます。数量は背負ったり持ったりして避難所まで歩ける量に留めるように心掛けてください。

家族同士が離れている時に避難が必要となる場合もあります。その際に互いの安否を確認するための方法を決めておいてください。災害時の安否確認のための固定・携帯電話やインターネットによる「災害用伝言サービス」などの利用方法についても確認し、“もしもの時”に活用できるようにしておきましょう。

水害から命を守るために重要なのは、危険が高まる前に行動することです。自宅周辺でどのような災害が起こり得るのかをハザードマップなどで確認し、大雨が予想された時にいつ、どこへ避難するのか、日頃から家族で話し合っておきましょう。
大雨災害に備える | 防災・減災情報
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